今日は、1日、エルミタージュ美術館へ
開館は朝の10時半。
今回、エルミタージュ美術館で是非とも行きたかったのが、宝物庫
入館料と別に料金を支払う必要があります。
でも、日本のガイドブックにもLonelyPlanetにも、ほんの数行記載されているだけ
行ってみれば、1日に英語のガイドツアーは1回しかありません
この場所自体が、入場時に配布されるパンフレットにも記載がないので大変
最初、時間にあわせて移動したつもりが、全く別の場所だったようで、あとは係員に聞きながら大急ぎで移動したので、着いた頃には汗だくでした。
こんな目立たない扉です。
ブログによっては、ボタンを押して入場などありますが、時間まで近くで待っていろとのこと
宝物庫の内部は、金細工が展示されています
残念ながら写真撮影ができません
コーカサス地方から中央アジア、果てはマケドニア、トルコのオスマン帝国、中国までの宝物が展示されています。
立ち止まることなくガイドと進まなければならないと何かに書かれていましたが、そんなことはなく、じっくり1時間、見て回りました。
他の欧米人は、いろいろ質問していて、それにガイドも答えていたので、その隙に私はみたいものをじっくり戻ってみることもできました。
で、一番見たかったのは、これ
写真は、他の部屋に展示されていたレプリカですが
現物は、ものすごく金の質量を感じました。
これまでに見たマケドニアの金細工は細かさに圧倒されましたが、これと違って、カザフスタンで出土したこれは、金の量で圧倒されます
まあ、エルミタージュ美術館に来て、真っ先にこんなものを見に来る人も少ないんでしょうが
冬宮宮殿と呼ばれるように、そもそもは宮殿だったところなので、室内装飾も見事です。
ここは、クジャク石をふんだんに使って家具をあつらえている部屋。
緑色の石の模様がきれいです
普通の人は、絵画を見に来るんだと思います。
ゴッホ、ゴーギャン、ダヴィンチ、ラファエロなどなど、有名な画家の絵がたくさんあります。
普通に見ていると、人だかりしていないと、これが有名な人が描いた絵なのかわからないほどです。
ちなみに、これはレンブラントの絵。
以前、硫酸をかけられて、損傷してしまっているそうですが、パッと見ているとわからないように修復されています
こんな感じで、家具とあつらえて絵画が展示されています
館内には、他に工芸品も。
そりも展示されています。
あとは、西欧武器も。
鎖かたびらや騎士の鎧も展示されています。
歩き回っていたら、からくり時計の部屋につきました。
定時になると、クジャクが羽を広げるそうです
エジプトのミイラも展示されています
美術館としては、パリのルーブル美術館に匹敵しますが、ルーブルはわかりやすい部屋の構成で絵がたくさん掲げられているのに対して、エルミタージュは宮殿の部屋を美術館にしたので、小さい部屋や隠し部屋のようになっていたり行止りがあったり。
移動が大変です
とにかく、グルグルと回っていたら、今度の仕事に関係のある石像がありました。
その意味では、大英博物館のように世界中のものを集めていますね。
で、展示物を見ながら、もう一つ気になっていたのが、エルミタージュ美術館に住み込む猫
写真によっては、広場など美術館の外にも出歩いているようですが、全く見かけません
で、ふと移動の間に渡り廊下から外を見ると、見つけました
うちのベリーと同じような毛色です。
他の部屋では、中庭に置かれたエサを食べる黒猫を見つけました。
でも、遠すぎて、ピントがあわない
最後に売店で本を探していると、やっぱり猫の本がありました。
表紙からして、なかなかお茶目な構図で作られています
中には、エルミタージュで展示されているエジプトのネコの像や猫が描かれている絵画が紹介されていますが、最後の方にエルミタージュで警備にあたっている猫たちのことが書かれています。
うちのネコの種類に近いのは、このネコでしょうか。
「レラ」と名前が付けられています
エルミタージュの回りに来たら、もっと猫を間近で見られて、ひょっとしたら撫でることができるかも、と思いましたが、やっぱり人が多いせいか、猫を近くで見るのは難しいですね。
昨日、集合住宅の中庭に用事で入っていったときには、猫を見かけました。
ロシアのネコは、基本的には家と中庭ぐらいが生活圏のようです
エルミタージュ美術館はペットボトルの飲み物も含めて、水分の持ち込み禁止。
今日は1日、飲まず食わずで閉館の6時まで歩き回りました(N)