神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

日本酒フェアにて

2018-06-20 15:18:52 | Weblog
梅雨寒に体調崩し気味でしたが、サッカーが奇跡の勝利をしたので気持ちが上がってきました。
この調子で世間の気運をあげて欲しい〜

6月16日土曜に池袋サンシャインシティで日本酒フェアがあったので、行ってきました。

本当に日本全国から日本酒が集まっていて、壮観 1日だけの開催ってところが不思議な感じです。ですが、二部制なので1日中呑んだくれる、訳にはいかない工夫もされていました。笑。

会場にはほろ酔いの方々がたくさんいましたが、昔の酔っ払いの、ぐでんぐでんな人は見えなかったので、日本酒もスマートに飲める時代になったと感じました。

さて、私のお目当はもちろん山梨県。武の井酒造の清水紘一郎さんに会うのが目的です。



無事に会えました

武の井酒造は北杜市にあり、家族でお酒を醸す小さな酒蔵で生産本数も少ないのです。取扱っているお店も少ないし、さらに酒蔵見学には車でないと行きにくいし、なかなかチャンスが無かったのです。
銘柄は「武の井」と「青煌(せいこう)」
それが先日、依田酒店さんでやっと青煌を手にすることができまして、そして池袋に杜氏の清水紘一郎さんが来る!とFeceBookで知りました。
これは行って、お話しなければ!と。このチャンスを逃してはいかんでしょ。



青煌の特徴は酵母。
東京農大が発見?した花酵母というのがあって(花を漬け込む訳ではないです)お酒の味わいに幅が出ています。冷やしたお酒に合う酵母として「つるばら酵母」を使っています。

武の井酒造は以前普通酒しか醸造しておらず、東京農大で学んだ紘一郎さんが酒蔵に入った時につるばら酵母を使用した純米酒を「青煌」と名付けて、今に至るそうです。最近は「武の井」にも季節ごとにひまわり酵母やコスモス酵母を使った純米吟醸を造ったり、味わいの幅が広がっています。

今度ぜひ酒蔵見学に行きたいと話しましたが、なにせほぼ一人で醸造してるそうで、しかも土日は紘一郎さんがイベントに出かけてしまう事が多く、しばらく難しそうです。
でも、今回お会い出来たので、堂々とお友達宣言!させて頂きました
つるばら酵母、気になるでしょ ぜひ呑んでみてください!

もちろん他の酒蔵の方たちにもご挨拶しました。
私の行った時間には七賢、笹一、甲斐開運、青煌の4ブランドの方が来ていました。


この展示用の桶、いいですね!銘柄も見えるし冷やせるし。

日本酒フェアでは各ブースで出展テーマがありました。

山梨は「天に選ばれし、名水の地。山梨。」なかなか良いコピー
実は酒蔵ごとに水源が違うので、味の特徴が出やすいのです。分かり易い!

同じお米、同じ酵母を使っても、仕込み水が違うと味が変わるそうです。
山梨県酒造組合は名水の特徴をもっとアピールして欲しい

しかし、この日本酒フェア。
webサイトを見ても各県の酒造組合の参加が書かれているだけで、参加する酒蔵が明記されていません。
私は青煌さんのFacebook でフェアの存在を知りました。参加者が自主的に発信した情報で気がついた、という事です。

一般消費者が「わーい!秋田県酒造組合が来る〜」ってこのフェアに参加すると思います?
来るのは県人会の人くらいですよ。それでいいのかな⁇
少なくとも参加酒蔵の明記はして欲しい。
できればその蔵の杜氏さんか蔵人が来て、お客様と言葉を交わして欲しい。

来た人が(どこの酒でも、飲めるなら万歳!)と満足してくれればそれでいい。というなら良いのですが、それで新しい日本酒ファンを増やす事は無理なんじゃないかな。


場内には歴代総理大臣が書いた「国酒」の色紙が展示してありました。

龍さまの色紙を撮影。実は私、昔に一緒に飲んだ事あるのです。総理大臣はやめてましたけどね。
もちろんプライベートの時ですよ。龍さまと呼んでいいですか?と、了解もとってあります。笑。

総理大臣になるとみんな書くみたいです。国酒。その気がある人は今から練習しておくとイイですね!

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