神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

男のロマン

2010-07-13 08:48:44 | Weblog
ウチのお店のイチオシメニューはやっぱり「ほうとう」で、コレはシメの一品な感じです。

そして甲州名物といえば「あわびの煮貝」



実は、山梨出身の人で煮貝が好きで。。。という方は意外に少数です。


高級食材であるあわびの煮貝は
食べるのが申し訳なくなるらしく
皆さんとても遠慮がちなんです


正月じゃないのに食べてもいいのか? とか

こんなの食べたらおふくろに怒られる! とか


(ちなみにお土産のあわびの煮貝は貝付きで一個5,000円とかフツーですから)



ですので好んで食べる人は、ウチのお店が煮貝デビュー!って人が多いのです。


大概は2~3人で一人前ですが

お好きな方は「オレのあわび」でマルマル一人前の方とか

同行のグループ皆さんに「うまいから!」とそれぞれに一皿。
添えてある大根のツマと汁まで全部呑む事まで指導してくれます。笑。
(汁の染みたツマがまた、美味いのダ!)




先日、常連のHさんがほろ酔い具合のころ
ワタシに「実は夢があるんですよ」と語りだすので、聞いてみたら


「いつか、この煮貝を、1センチ位厚く切って、ガブっと食べてみたいんです」

「厚く切った煮貝に歯形を付けて食べてみたいんです」


と、おっしゃいまして。。。




男のロマン。 ですなぁ~~~






いつでも叶えてあげるよ! 簡単だよ!(なんならいますぐ・・・)




彼は残業中にどうしても煮貝が食べたくなって、閉店間際に「一杯だけいいですか」と入ってきては美味しそうに食べる煮貝ファンなのです。


ただし、ワタシも店に人間として一言。
煮貝の厚みに関しては色々と食べて、あまり厚くない方が食感もいいし、味わいが広がると思っています。つまりお客様に出している厚みはベストの状態だと思っています。



でも、これは男のロマンですから!!!


はじめ人間ギャートルズのマンモスの肉が食べてみたいのと一緒ですから!!!




いつか是非ともチャレンジしたい、と言うので
ワタシもその日が早く来る事を待っているのです。楽しみだなぁ~
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4 コメント

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ロマンね・・・ (うさぎ)
2010-07-13 23:02:37
うちのかめさんの場合は「魚肉ソーセージを腹いっぱい」というイマイチロマンのない・・
ロマンはロマンのまま、というのがよいのかもしれませんね~
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ノッた! (じゅん)
2010-07-14 14:25:39
かなえたる! かめ様のロマンはウチが叶えたる!!
っていうか、それならできる。笑。

で、も、ね! 前日予約でお願いしま~~す!苦笑。
返信する
ありがと! (うさぎ)
2010-07-14 23:28:39
そのセツはよろしく!(笑)

しかし安い!奴のロマンは安すぎるわぁ!
返信する
うさぎちゃんへ (じゅん)
2010-07-15 12:59:50
なんだか、、、オンナのロマンは聞かない方がいいみたいですね。笑。
ワタシもここでは、言えんな~~~
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