神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

ウスケボーイズ

2010-12-24 13:40:11 | Weblog
メリークリスマス!ですね。
クリスマスが晴天だと、ちょっと寂しい気持ちになるのは映画や絵本の見すぎですかね。
でも北国は大雪で大変そうですから、好き勝手言ってはバチがあたりますね。


さて、お正月は本を読んで過ごそう、と目当てにしていた本を購入しました。



小学館のノンフィクション大賞を受賞した「ウスケボーイズ」河合香織 著 

新聞のチラシを切り抜いて、ウスケボーイズのワイナリーは何処かな? と調べてみたら、Kidoワイナリー、小布施ワイナリー、ポーペイサージュとワタシが「呑んでみたいな~」と思うワインばかりで、驚き!でした。


昨日、紀伊国屋で購入したんですけど、



ちょっと、読んでみようかな~~~と思ったら、止まらなくって。一気に読み切ってしまいました!


お正月用に買ったのにね。クリスマスイブに読んじゃったよ。
それで、ますます呑んでみたくなった 


ストーリーはワイン用ぶどうにハマった青年が、
畑から始まるワイン造りにのめり込んでいく姿を
追っているんですが、ハマり方が半端じゃない?! 

好きなモノに出会ってしまった人間とはこんなモンだ、としみじみ感じる一冊です。
それはとても辛くて苦くて大変だけど、とても幸せなコトです




この本を読むとよく解るのですが

勝沼のワイナリーは長年、日本人がワインに持つイメージをなんとか変えようとガンバってきてるんですよ。ウスケボーイズのウスケ、とは浅井宇介氏のことでメルシャンで醸造をし、定年後はワインアドバイザーとして指導をしてきた人物なんですって。


いろんな人を知るたびにお酒やワインへの情熱ってすごいな~と感心するんですけど

どんなもんを読んでも、知っても、出てくる答えは


呑んだ人がおいしいと思えば、それでイイ! のです。

どんなに凝ったお酒でも。呑み手は気軽に、気負わずに、リラックスできれば良いんですよ




でもね。造り手に失礼なコトをしてはダメですっ

グラスに残して帰るなら、ボトルに残して持ち帰り!してください。
自分の適量はちゃんと知っておこう! それが正しい酒呑みですよ!!
コメント
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