壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

仕組みが逆回転

2011年12月19日 | かんじる

大阪商業大学JGSS研究センターの全国調査によると、20代の男性(学生除く)では、中心となる収入源が自分の収入である者の割合が72%(2002年)から、48%(2010年)に低下し、親の収入が中心となっている割合が、21%から46%に上昇した。要するに若者の半分が親がかりなのだ。女性も、親に頼る傾向は同じだ。

(第一次産業就労者割合が約50%あった)昭和20年代、「農家の次男、三男問題」は深刻な政治問題で、農地開拓と海外移民に解決策を見出そうとしたが、限界があった。

工業化によって、農村の少年少女が都会で就職口を得ることが可能になる。都会に出てきた彼ら(金の卵)が結婚し、新世帯をつくることで住宅や家電製品、車などの内需が発生し、日本経済は雪だるま式に大きくなったのである。

今、この仕組みが逆回転しつつあるようだ。

子どもたちは、これまでのような「標準的な人生コース」を持てないかもしれない。親も、それを覚悟する必要がありそうだ。(以上、12月18日の読売朝刊より、適宜略)

「仕組み」「逆回転」というキーワードにひっかかりました。

確かに国内市場は縮小する。企業は市場を求めて海外へ出て行く。でも、それができるのはほんの一握りでしょう。多くの企業は海外へ雄飛できない。また海外進出を図ったとしても、成功するのは、これも一握り。確かに競争によって切磋琢磨することは大切ですが、競争に敗れ、国内にとどまる者をどうフォローするか。

国内では「仕組み」が「逆回転」してる。ここは「標準的な人生コースを持てない覚悟」をして「発想」を「逆転」するしかないですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿