壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

遊び

2010年02月14日 | 雑記
(以下、ほぼ日刊イトイ新聞より引用)
(ダイエットをしていて)入浴や運動の効果が、どれほどのものなのか?
それについて、試行錯誤をしています。
というより、それを課題にして遊んでいるわけです。
(引用終わり)

やせなきゃと必死になるより、ダイエットを題材に遊んでいる。
この感覚がいいですね。
締切に間に合わせなきゃと必死に書くことも必要だけど、
そんな自分を客観的に見る余裕もないと、いいものは書けないような気がします。
遊び心が必要なんだろうなとは思うが、自分に最も欠けていることだとも自覚しています。

今日も原稿、頑張ろう。


『「戦う組織」の作り方』を読んだ

2010年02月14日 | 読書
言うは易く、行うは難し。

『「戦う組織」の作り方 リーダーの覚悟が、人と会社をここまで強くする!』(渡邉美樹著、PHPビジネス新書)を読了。一読して、「言うは易く、行うは難し」と感じました。平易に書かれているから、内容はスラスラ頭に入ってくるのですが、実行は非常に困難なことだと思いました。しかし、著者であるワタミの渡邉美樹さんは、まさにその難しいことを実践してきた実績がある。なかなか説得力のある本でした。

以下、引用あるいは要約。

理念を共有できない人は、去って行くのもしかたない。会社は、理念集団であるべきである。

仮説と検証が大切だ。たとえば人を見る目。何十年も採用面接をしている。面接時に会う回数は1回から数回だが、「彼はここが伸びる。ここが弱点」などと仮説を立てて覚えておき、入社後の仕事ぶりを見て検証する。こうすることで、人を見る目を養ってきた。

渡邉さんの提唱する「夢に日付を」は有名ですが、本書には「課題解決にも日付をつけることが大切だ」と書かれていました。期日までトコトン考え抜いたら、あとは腹をくくる。そうすることで、意識的にストレスをゼロに保つよう心掛けているのだとか。

出藍の誉れについても触れてありました。優れたリーダーは、部下が自分を追い抜いて成長することを素直に喜べる、と。教師のようなものだというのです。思うに、リーダーは部下に追い抜かれたらフォロアーになるわけだけど、同じ理念の下、優れたフォロアーシップを発揮できる。それが人間的成熟だったり、人間力魅力ということなのでしょう。

とても平易に書かれており、一気に読めました。この辺もベストセラーたる所以でしょう。