壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

3B

2010年02月03日 | 雑記
昨夜、家でテレビを見ていたら、「10歳くらいの女の子が自社のクルマをPRする」という状況設定のCMを見ました。広告主はドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン。ドイツ車も、日本車並みにエコカー減税が適用された、というのがメッセージ内容です。

このCMを見て、「3B」はどんな時代も普遍なんだな、と改めて思いました。同じ自動車メーカーのトヨタも、清史郎クンを起用した「子ども店長」のCMを打ち、CMも清史郎君も人気が出ています。(今はリコール騒動のさなかですが)

3Bとは、ビースト(獣、動物)、ビューティ(美女)、ベイビー(乳児、子ども)の頭文字から取った命名。広告表現の王道とされています。

3Bは、多くの人が大好きで、キライな人が少ない。つまり、ヒットの確率が高く、三振の確率が低い。そのため広告によく起用されます。

当たるか当たらないか心許ない野心的な表現より、より確実に消費者の心をつかむ表現をする。これは、不況という今の時代性を反映したもの? そんなふうにも考えてしまいました。

でも、好況であれ不況であれ、「3Bを好ましく思う」という人間の特性は、そう変わるものでなし。時代背景など関係なく、単純に、トヨタ、フォルクスワーゲンと子どもを起用したCMが続いただけなのかもしれません。

以上、今日の「すわる スイッチを付ける みる」でした。