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鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

初夏の鳥海山への花トレッキング

2014年07月08日 00時33分37秒 | 散策遊行
 はくさんいちげを見ようと、梅雨明けの7日深夜から6日夕方迄、5月から若夫婦との同居を始めたのでむすこ・よめさん・かみさん・私の4人で、鳥海山の西鳥海と呼ばれる初期に噴出した火山外輪で高山植物が豊富に咲き誇る笙ヶ岳にフラワートレッキングに行きました。川崎の町の家を車で出発した時は雨で、山形辺り迄は降っていましたが、月山のトンネルを越えた鶴岡は晴れでした(天気予報どおり)。今回はむすこと一緒なのでむすこがほとんどを運転してくれたので、往復1171.8Kmのドライブでしたが私自身はずいぶんと楽でした(むすことよめさんには気を使わせ過ぎました)。8日(土曜)の7時から15時迄、鉾立ルートと外輪山稜線(標高差536m・稜線迄の斜度20/100m・往復10Km)を散策しましたが、天気も良くて(晴れ、気温27℃)、空気も綺麗で、高山植物もたくさん咲いていました。とても良かったです。

 酒田の山形自動車道から右に鳥海山の全容を望み、酒田市内で朝食を食べ、水・昼食を買い込み、遊佐で鳥海ブルーラインに入り鉾立大駐車場(標高1158m)に急ぎました。
 
 
 7時に上り始めました。鳥海山はとても大きな独立峰で鉾立ルート登山道から西に日本海を見下ろせ、東に鳥海山山頂(標高2236m)を見上げながらの良く整備された石畳道の散策です。海岸線にたくさんの風力発電機が見えます。
 
 
 豪雪地帯で残雪が多く雪渓を上ります(今年は残雪が多い・簡易アイゼンを使用)。斜度もあり、大きなクレバスなどもあり、雪が蒸発して濃い霧が出ていて結構危険です。賽の河原手前から雪渓を直進して吹浦コースを横断して直接に長坂コース:外輪山稜線に出る仙道:踏跡を進みました。小沢・地頭・お花畑を見るマイナーコースです。途中で200m位先にむすこがつきのわぐま(体長1mくらい)を発見しました。近くのブッシュにこぐまも発見して、危険な状況かなと感じましたが直ぐに上に去って行きました。
 
 
 
 
 
 雪渓を上り詰めると、雪が消えた辺りから小沢の流れと地頭が現れます。泥炭地帯なので水はとても透明で冷たくて澄んでいます。周りは雪が消えた所からいわいちょうが芽吹き始め、少し時間差を置いたところからはくさんいちげが芽吹き始めています。自然の摂理を感じますし、なんともいえない新緑の力が五感で感じられて、心が落ち着き綺麗になります。
 
 
 
 
 
 
 雪が消えた辺りは広大なお花畑になっています。とても綺麗です。お花畑の中の仙道を上り詰めると外輪山の稜線に出ます。稜線の西に続く先に笙ヶ岳(標高1635m)が望めます。でも雪渓の残雪が多く残っており、往復がたいへんそうで、核心のお花畑も見たので、笙ヶ岳迄行くことは中止にして、東の御浜まで稜線をゆっくりと散策して引き上げることにしました。
 
 
 稜線のお花畑の散策路の周りは一面の花・花・花・・・でよめさんん・かみさんはじっくりと観察してなかなか先に進めません。下の方の石畳道の周りは低木のはいまつ・だけかんば・ななかまど・はくさんしゃくなげ・うらじろようらく・・・が茂り、その根元ににがな・しろにがな・ゆきざさ・ちごゆり・みつばおうれん・おうばきすみれ・しょうじょうばかま・おとぎりそう・ひよどりそう・しらねあおい(少ない)・つまとりそう(少ない)・あかもの・ごぜんたちばな・こいわかがみ・のぎらん・・・が咲いていました。上の方のお花畑にははくさんいちげ(写真、たくさんの群落)・ひなざくら(写真)・はくさんちどり(写真)・にっこうきすげ(写真、花は未だ少ない)・いわいちょう・ちんぐるま・みやまきんばい・みやまきんぽうげ・ほそばいわべんけい・よつばしおがま・こいわかがみ・うさぎぎく・・・が咲いていました。ちょうかいあざみの大きなつぼみがつき始めていました。
 
 
 
 
 
 
 御浜でゆっくりと昼食を食べました。鳥海湖の氷・残雪は未だ融けていません。山並みの景色が良くて、お花畑の花が綺麗で・・・時間が経つのを忘れてしまいます。13時に下山を始め15時前に戻りました。気温が高いので雪が融けて石畳道が小川の流れのようになっています。雪渓の下・横でザァーザァーと水の流れる音が聞こえます。雪渓の下り・石畳道の下りは、足ががくがくになりけっこう疲れました。
 
 
 
 
 
 宿泊先のホテルに16時に着き、大浴場で汗を流して、部屋に戻りベットに横になりましたがばたんきゅでそのまま寝てしまいました。よめさんからの夕食の誘いの電話で起きましたが横になった時の体勢のままでした。楽しい・充実した一日でした。

 翌日は、ゆっくり起きてゆっくり朝食を食べ、羽黒山を参詣しました。途中の車窓から庄内平野・最上川の向こうに昨日散策した鳥海山が良く見えます。山々が荘厳で信仰の対象となるのが良く分かります。川崎の町の家の近くから丹沢山系が良く見え、その向こうに富士山が遠く望めますが荘厳さを感じることはありません。
 
 
 後、鶴岡の産直あぐりフルーツタウンに寄り、時期のさくらんぼを買い小さな箱をその場で食べ、大きい箱をお土産にしました。いろんな野菜・まんじゅう(とちのみ・ごま・だだちゃ・・・)・・・も買い込みました。12時過ぎに鶴岡を出発して18時過ぎに川崎の町の家に着きました。

秋の栂池自然公園への紅葉トレッキング

2013年10月01日 16時32分06秒 | 散策遊行
 9月29日の午前中は孫のスイミングクラブ発表会に参加していました。・・・。午後から富士山北麓の山の家(標高1122m)に行っていました。なんだかんだとひまなしです。川崎の町の家(標高122m)では最高気温が26℃で暑さが去ったといった状況ですが、富士山北麓の山の家では最低気温11℃最高気温18℃で草木の紅葉も進み秋めいてきました。ほととぎす・とりかぶと・・が咲き始めました。富士山の積雪は遅れているようです。
 
 
 

 30日は週間天気予報では曇時々晴でしたが、翌日天気予報が晴に変ったので、かみさんが紅葉を見たいとのことで、急遽、北アルプス小谷の栂池自然公園にトレッキングに行きました。3時に山の家を出発して、7時に栂池パノラマウェイ乗り場駐車場(標高828m)に着き、8時にゴンドラ・ロープウエィで8時30分に栂池自然公園ビジターセンター(標高1853m)に着き、一周5.5Km(最高地点標高2021m)を周回する安直トレッキングです。晴(雲あり)で気温9~21℃と良い天気で、小蓮華山南麓は紅葉盛り前でしたが、しらびそ・とうひ・・・針葉樹の緑にななかまど・しらかば・・・わたすげ・ちんぐるま・・・広葉樹・草の黄・赤がちりばめられた綺麗なアンジュレーションを満喫しました。13時30分に駐車場に戻り、小谷道の駅に行き、遅い昼食を食べ、空いている濃い温泉(深山の湯:食事をすると入浴料半額)に入り16時に出発して20時に山の家に戻り、1日6時に川崎の町の家に戻りました。664.7Kmのドライブでした。
 小蓮華山南麓は針葉樹も多いので緑の中に黄・赤がちりばめられた紅葉です。南西に・・・八ケ岳連峰・南アルプス・中央アルプス・・・が望めます。富士山は見えません。
 
 
 小蓮華山(標高2766m)の山頂と繋がる稜線を北側に見上げながらその南側山麓の標高1853~2021m(標高差168m)の木道・・・(傾斜面は木階段、土)で整備された小路を散策します。今日は人もまばらで空いていました。
 
 
 
 周回路の最奥(西端)の展望台からは北アルプス北部の白馬岳(2932m)を中心とすると南に伸びる白馬連山の・白馬槍ヶ岳(標高2903m)・杓子岳(2812m)・・・東に伸びる三国境(2751m)・小蓮華山(2766m)・白馬乗鞍岳(2456m)・・・が良く見えます。
 
 
 
 周回路の周辺は湿原中心です。金沢ー千歳の航空便の飛行機雲が伸びています。おやまりんどう・やちとりかぶと・・・の遅咲きが花を付けています。ちんぐるま(写真)の草紅葉が鮮やかです。しょうじょうばかま・・・の来年の芽が出ています。ななかまどの実が赤く大きいです。さんかようの青い実が落ちています。ごぜんたちばなの赤い実が綺麗です。えんれいそう・にっこうきすげ・ひおうぎあやめ・こばいけいそう・やなぎらん・くるまゆり・たむらそう・さらしなしょうま・・・いろんな草木の実・種がついています・・・。
 
 
 



梅雨期の富士山北麓と上越平標山の散策

2013年06月13日 02時02分38秒 | 散策遊行
 8日から10日迄、富士山北麓の山の家でかみさんと二人でゆっくり心身を休めていました。今年は5月29日に関東は入梅予報となりましたが、ちょっと雨が降った後は曇り時々晴れの日が続いています。富士山北麓の積雪は少なくなっている様子です。初夏の雰囲気で、からまつの花粉が四散し雨で下草の葉っぱの先・林道のくぼみがが薄黄緑色になっています。うすばしろちょう(写真)・てんぐちょう・ふじみどりしじみ・・・が羽を休めています。毎日、泉質の濃い市川三郷のつむぎの湯で温泉三昧です。
 
 
 

 かみさんがはくさんいちげの花の群落を見たいとのことで、10日は雨も降りそうになかったので日帰りで比較的容易に高山稜線のはくさんいちげが見れる上信越国立公園の新潟・群馬県境の平標山(たいらっぴょうやま:標高1984m)にトレッキングに行きました。平標山のはくさんいちげは例年6月20日頃が良さそうですが今年は早く咲き始めたとのインターネット情報があったこともあり、雨が降らないかつ混雑してそうにない平日月曜日にかみさんと二人で3時30分に山の家を出発して、河口湖IICから中央道・圏央道・関越道で月夜野ICを経由して三国街道(R17)で火打峠元橋の山鳥原駐車場(標高980m)に7時に着きました。登山装備に着替え、かみさんが足が痛いが見には行きたいといっているのでかみさんは手ぶらで私が荷物を全て担いで、めまとい・ぶよ・・・が発生しているとの情報でネット付帽子をかぶり、7時30分に上信越自然道の松手山コースで平標山(標高1984m)に11時30分に登り、平標山の家に12時30分に降り、駐車場に15時に戻りました。標高差1000m・周回12Km・7時間30分のトレッキングでしたが、松手山への上りの急坂・平標山の家から林道迄の長い下りの急坂(木の階段:一番きつかった)がたいへんでした。風が強くて、疲労もあり足の筋肉がかなりのかダメージで、予想していたより花が未だ少なかったので平標山と仙ノ倉岳の鞍部草原(お花畑)には寄りませんでした。後、越後湯沢に出ておいしい冷凍ささだんごを買い込み、十日町川西の千手温泉に寄り仮眠して2時に川崎の町の家に帰ってきました。全行程736.7Kmのドライブでした。かなり疲れました。昨日はそうでもなかったのですが今日はかみさんも私も足の筋肉が痛くて家の階段を降りるのがかくんかくんでたいへんです。

 上信越自然道の松手山コースは松手山山頂に出ると後は稜線の道で、びっしり密生したちしまざさ(ねまがりたけ)の中に低木のたにうつぎ・むらさきやしお(みやまつつじ)・みねざくら(たかねざくら)・あずましゃくなげ・ななかまど・はいまつ・・・で稜線の展望がとても良いです。
 
 前に平標山迄の三つのピークを繋ぐ稜線、後ろに清津川渓谷の奥に未だ雪が多く残る苗場山が見えます。
 
 
 快適な稜線の散策が続きます。でも、ちょっと風が強いです。汗で濡れた体が冷えていきます。
 
 でも花は少ないです。道端にあかもの・みつばおうれん・こいわかがみ・しらねあおい(花が終わった一株のみ、植えたもの?)・みやまこごめぐさ・みやまからまつ(蕾)・・・はくさんいちげ(写真:小さな群落が二ヶ所、花が小さい、植えたもの?)・・・が咲いています。
 
 
 はくさんいちげの群落は去年見た大雪山国立公園の富良野岳裏・中部山岳国立公園の蓮華鉱山道斜面の一面に咲き誇ったものとは比べ物にならない小さなものでちょっと期待外れでした。
 でも、はいまつの間にてんてんと茂るあずましゃくなげ(写真)は咲き始めたばかりですが、稜線にたくさんあり、盛期にはみごとなものだと思います。
 
 
 風が強くて吹き飛ばされそうです。三つ目のピークのなだらかな稜線を上ると平標山の頂上です。
 
 
 頂上は広場になっており、360度の展望です。西(後)に登ってきた松手山コースの稜線と奥に・・苗場山・・が見えます。北(左)に・・巻機山・・が見えます。東(前)に稜線に続く仙ノ倉岳が見えます。南(右)に平標山の家と稜線に続く三国山・・が見えます。
 
 
 
 
 平標山の家に下る整備された木の階段の周りは、ちしまざさ(ねまがりたけ)が少なくて、雪田地(雪は消えている)で花が多いです。はくさんこざくら(写真:少ないですが)・こいわかがみ(写真)・たてやまりんどう・ちんぐるま(写真:少ないですが)・いわいちょう・のぎらん・・・みやましきみ(少ないですが)・・・が咲いていました。風も強くなくて花をゆっくり見れます。
 
 
 
 
 平標山の家の近くからは、北に平標山と右に続く仙ノ倉岳への鞍部と更に右に谷川岳を展望できます。
 
 
 平標山の家から林道まではおおちごゆり・・・・など珍しい花が咲いていましたが、急な下り階段で降りるのがたいへんでひたすら歩き続けました。めまとい・ぶよも多いし、林道岩魚沢線に下りて歩く頃には足ががたがたになっていました。二居川上流の河内沢(林道下)は流れ込む沢から流出した大石で埋め尽くされていました。ヤカイ沢(水道取水)に流れがありその合流点から下に流れが現れていました。
 


早春の花鳥山の散策

2013年04月06日 15時00分30秒 | 散策遊行
 3日はかみさんが見頃の桃の花を見たいとのことで、前日からの強い雨があがるとの天気予報でしたので、昼前から山梨御坂のふえふき花鳥山一本杉公園(標高486m)に散策に出掛けました。途中は未だ雨で河川は増水していましたが、15時に花鳥山に着いた頃には雨はあがりました。でも風が強くてちょっと寒かったです。桃の一大産地で情報では週末が見頃で、ふえふき桃の花祭りがあるとのことです(天候が良くないとの予報ですが)。ちょうど薄桃色の桜が満開直後、濃い桃色の桃が五~六部咲き(標高の低い市街近郊・甲州街道R20勝沼バイパス辺りは満開)、・・・白緑色のすもも(ぷらむ)の花が満開でした。今年は春の花々が同時に咲いて一面ピンクピンク一色でとても綺麗でした。去年より開花が二週間程早いようです。北西にJRリニア新幹線の高架橋の向こうに甲府市街近郊~南アルプス北嶺の山々が、北に笛吹市街近郊~奥秩父の山々が真っ白く見えます。季節遅れの雪が降り積もったようです。
 
 
 
 笛吹市川三郷線r36で新鳥坂トンネルを越え芦川源流(標高901m)に出ます。芦川は澄んでおり竿を振りたかったのですがきり出せずに、かみさんと一緒なので直売所でぱんだ豆・・・を買いました(甘煮で美味しかったですが)。
 
 富士河口湖芦川線r719で若彦トンネルを越え河口湖に出ます。富士山北麓(標高1128m)は二合目辺りから上は季節遅れの雪が降り積もったようです。夜は鳴沢いきやりの湯でくつろぎました。
 
 翌4日は朝から快晴・気温4℃で、後気温がどんどん上昇しました。さくら・まめざくら(富士桜)・からまつ・やまくるみ・たらのめ・・・は未だ芽吹いていません。やまぶき・・・が若芽を出し始めています。あぶらちゃん・れんぎょう・・・が咲き始めています。少ないですが植えられたかたくり・おおみすみそうが咲き始めています。すみれ・じむしろ・きくざきいちげ・つばめおもと・やましゃく・はしりどころ・・・ふき(てんぷらで美味しかったです)・かんぞう・・・は若芽を出し始めています。山にも春が近づいてきています。
 
 
 


冬の津久井湖畔と富士山北麓の散策

2013年02月11日 18時32分05秒 | 散策遊行
 6日から全国的に雪になるとの天気予報なので前日から富士山北麓の山の家に行きました。
 途中、津久井湖畔の関東ふれあいの道を城山ダム(標高137m)から峰の薬師(標高326m)まで片道4Km弱を散策しました。散策といっても道はほとんどアスファルト舗装の県道と峰の薬師の裏参道で街中の散歩と同じです。道端にはたちすぼすみれ・おおいぬのふぐり・・・が咲き始めています。お寺の境内からは津久井ダムと相模川流域が良く見渡せます。姿三四郎(フィクション柔道小説)の決闘の石碑があります。
 
 
 
 翌日は天気予報どおり雪が降りましたが積雪は10cm位で少なかったです。今年は雪は日本海側に大量に降りフェーン現象で富士山北麓(標高1128m)は少ないです。気温は最高3℃~最低-3℃で高めでした。寒い時は-15℃になることがあります。パウダースノーの林道の新雪を蹴上げながら散策しました。
 
 
 
 毎日、散策の後は藤野やまなみ温泉・鳴沢いきやりの湯・・・川崎よみうりらんど丘の湯(スーパー銭湯)と温泉三昧です。