一生に一度はと思っていた富士登山に行くことができました。友達とふたりで・・四人で行く予定だったが、言いだしっぺと絶対行くと言った人だけになった。一ヶ月前、ツアーに予約し、トレーニングを開始した。と言っても、地元の獅子が岳と御在所岳と松阪までのサイクリングぐらいのもんやったけど、やる気が通じたのか、おかげで天気も上々でした。ツアー参加は29名で、五合目を強力さんの案内で午後五時に出発した。
しかし、ほんとにゆっくりしたペースで、ツアー以外で来ている人たちにどんどん抜かれる。しかし、早や六合目でおじさんひとりリタイア。え!!まだこれからやん、なにも準備してこなかったんとちゃう?富士山なめたらアカンよ。
夜、ヘッドライトをつけての登山はひたすら足元をみてる。会話もなく、黙々と・・・。外人さんはよくしゃべっている。しかもいろんな人種がいる。装備も旅行中のためか、普通の運動靴が多い。
空の星と流れ星と下界の夜景は期待しすぎていた。花火も揚がっていたが、上からだと煙で丸く見えない。やっぱり下から見るもんだ。七合目ぐらいまでは長袖シャツだけで登った。連れは厚手のウインドブレーカーを着ていたので汗ビッショリ。私の場合は休憩中だけ寒い、連れは汗が冷えてもっと寒い、山小屋までもう少しのところでリタイアすると言ってきた。
もう少しやで頑張ろ!!背中の汗を拭くのに合羽を脱いであげたら、裏地のメッシュがベショベショで重くなってる。これはアカンと自分の厚手のウインドブレーカーを貸してあげた。余分に持ってきてよかった。最初に着すぎたのが失敗でした。
ここから下山するも、かえってエライだけだから、もうちょっと頑張って山小屋へ行こう、そしたら、明日の朝まで寝られる。
山小屋は富士山ホテルで頂上から3番目にあって、標高3350m。なんとか二人ともここまで来れた。
着いたのは11時、6時間かかった。これくらいのペースが初心者にはいいのかも。山小屋での仮眠はほとんど横になって目をつむっているだけ、耳栓もってきたが、つけても寝れないだろうから付けなかった。となりの人はゲロを吐いた。ふとんには吐かなかったが横にならず、もたれて寝ている。高山病か? つづく