MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ピアノスタディ 1  のコンセプト

2010年02月01日 | 音楽教室
さて
レパートリーの方ばかりが使われるピアノスタディ。

『ワークブック』と思っていたもう一冊の本
実はワークブックではなく
これがテキストなのですね、本当は。

ということは、
こちらを有効に使うレッスンを考えれば
この本と他の曲集の組み合わせでもレッスンできる
ということになるわけです。(理屈では)

しかし、この『ピアノスタディ1』。
最初のページに出てくるのは全音符(と全休符)
次に四分音符と四分休符、中央のド
3ページ目で、二分音符
   反復記号と1番かっこ、2番かっこの楽譜
その後
オクターブ高いドレミファソ
2分の2拍子で叩く2分音符
ト音記号とヘ音記号
いろんな高さのドレミファソ

これが次々に出てきますが

出てくるだけです。(説明はない)

ほとんどの内容は、
連弾として先生の演奏する曲に合わせて
リズムを打ったり鍵盤を弾いたりする形で
理屈よりまず弾いて、体験して
という本だということがわかります。

なにしろ、

音符・休符の名前は、テキスト後半に一覧表がのっているだけ
1巻に出てくるけれど説明のない拍子記号は
2巻で初めて説明されるのですから。

思うに、この本(1巻)は
理論的な事を知らないうちにいろいろ体験し
ともかく「音楽って楽しい」と感じてもらう事が目的
知ってから、あらためて見直し
「こんなことを習った」とおさらいする時が
本当の使い時なのかもしれません。

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