MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

超・具体的

2007年06月04日 | 音楽教室

音楽というのは表現ですので
自己主張できることが大切です。

しかし、自己主張してごらんと言っても
普段してない子は、何をどう言ったものか
わからないのが実情。
それでも、
言葉をどんどん使うよう習慣付ければ
伝え方が上手になっていくものです。


そんなわけで うちのクラスでは
「その言葉は禁止。」と
使用禁止になった言葉がいくつかあります。

その一つが「ビミョー」 。
一時流行って、やたらと使う子がいましたが
全く頭を働かせないで 
反射的に口先だけで言っているのがわかるので
「そんな脳を使わない言葉は禁止」と言い渡しました。

もう一つが「普通」です。
その生徒が 曲を演奏している時
「その曲をどう思う?」と聞いたらば
「普通」と返されたもので
「そんな大雑把な説明では わからないから
(- -#) その言葉を使わずに 説明してごらん」
と これまた、出て来ない言葉を
その子の頭の中から ひっぱり出して説明させました。

この曲で、自分が一番綺麗だと思うところはどこか
一番大切な旋律はどこにあるのか
p と書かれていたら、その前はどう演奏するのか
旋律に対する伴奏の強さのバランスは適当かetc.・・・

慣れないうちは面倒に感じても、やはり
こう弾きたいと考えて弾くのと
考えないで弾くのとでは
演奏の楽しさが(聴く方も弾く方も)段違いですので
今日も生徒達は、
私から根掘り葉掘りの質問攻めに合っています。

聴かれることに慣れてくると
ちゃんと答えられるように、と
あらかじめ自分で考えて弾くようになりますしね。

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2 コメント

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音楽の表現 (たまこ)
2007-06-10 10:15:57
私もバイオリンを習って半年になりますが、個人レッスンではなくグループで、教本や練習曲集を全く使わず、いきなり合奏に向けて曲を練習していくやり方でした。
おかげで、できるなら初めから表情を付けて弾きなさいと言われ、現在四苦八苦しています。大人だからわかるだろう、という事もあるんでしょうね。
ショパンは私も大好きです。『子犬のワルツ』と『幻想即興曲』は、今でも皆の「いつか弾きたい憧れの曲」ですよね。
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音楽の表現 (ものぐさ父さん)
2007-06-08 23:18:24
長男と長女にバイオリンを習わせていますが、先に始めた長男は後から始めた長女と比べると音感などは圧倒的に劣るのですが、バイオリンで『歌う』ことができます。長女は、音程を理解する能力や運指など技術的には長男より上なのですが、ちょっと前まですごく機械的な音しか出せませんでした。ボーイングで弓を押し付けてしまうという致命的な弱点のせいもあるのですが、やはり小さいからというのも大きな理由かなと思っています。ただ、小学校二年生になって、少しずつですができるようになってきました。
まだまだ『表現』なんていうレベルではありませんが、よく考えてみるとバイオリンの練習曲ってピアノの曲みたいに情緒的な曲が少ないので、なかなか表現を学ぶきっかけが作りにくいような気がします。私は、ピアノを習っているときにショパンが好きでした。
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