MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

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2010年09月12日 | 音楽教室

個人レッスンは、途中で変更しない限りは
担当の先生1人のレッスンを受け続けるになります。
            
1人1人の顔が違うように
その人その人の教え方、カラーがあるわけで
発表会などで、他のクラスの生徒さんを見ていると
「あ、あの生徒さんは きっと○○先生のクラスだ
とわかることもあります。

これ、良くも悪くも、なのですね。

表現力豊かだなあとか、音がきれいだとか
  リズム感がいいなあというような
 『いいカラー』なら良いのですが

ペダルの踏み方が演奏とずれているとか
  ひたすら無表情で淡々と弾くだけとか
  リズム・拍子感が甘いとか
 『あまりよろしくないカラー』が共通していると
ああ、この先生
こういう所にはこだわらないで教えちゃったんだなあと…

他人のふり見て我がふりなおせ
と、言いますが

本当に、自分自身の姿は見えにくいものですから
果たして私の教え方で偏りはないだろうか
見落としているところは無いだろうか
と、反省する機会にもなります。

もちろん、先生自身の弱点がそのまま生徒さんに
という場合もあるのでしょうけれど、

これ、先生の弱点であるとは限らないのが怖いのです。

何故かと言うと
先生が自分の弱点を自覚していれば
「こうならないように」と意識して教えるので
かえって生徒さんは、それが得意になったりするのですよ。

逆に、先生がもともと無意識にできてしまっている部分は
『あまり気にしていなかった』がために見落として
生徒さんの弱点になりやすいような気がします。

『自覚できない見落とし』
これが先生にとって、一番怖いです。