末寺の方丈様が亡くなった。
行年53歳。
今日は葬儀の準備手伝い。
空は晴れ渡り
一点の嫌味の影もなく
萌黄色は初夏の力さえ帯びていた。
ぼやけているはずの
木々の輪郭が
光り輝き、
胸に沁みこんでくる。
秘かに幸せをしのばせた花の香が、
透明な天女の衣に焚きこまれ、
そよ風に運ばれてきた。
生きている。
どこまで繰り返してもいい。
私は確かにこの生を愛している。
感じることの喜びは誰が与えたのか・・・
こみ上げてくる、
もの。
この思い。
すべてを投げ出して
蜂蜜のように溶けてしまいたい。
世界はこんなにも美しいのだから、
こんな時は
そこに少しの葛藤があるのだ。
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一点の嫌味の影もなく
萌黄色は初夏の力さえ帯びていた。
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胸に沁みこんでくる。
秘かに幸せをしのばせた花の香が、
透明な天女の衣に焚きこまれ、
そよ風に運ばれてきた。
生きている。
どこまで繰り返してもいい。
私は確かにこの生を愛している。
感じることの喜びは誰が与えたのか・・・
こみ上げてくる、
もの。
この思い。
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蜂蜜のように溶けてしまいたい。
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そこに少しの葛藤があるのだ。
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友人の宣教師とも同じ年です。
言葉がありません...
ご遺族が慰められますようお祈りしています。
いのちに溢れた春の別れは殊更心に沁み入ります。
お疲れさまでした。
亡くなったのは四月の頭です。
しばし、虚無感に陥ってしまいました。
なんでそんなに早く逝ってしまうのか・・・
糖尿病で免疫力が弱っているところに、細菌に感染したとのこと・・・。
順番どおりに行かないのが世の習いですね。
息子さんがご住職の遺志を自覚をもって引き継いでいくのが最上の供養になるのですが・・・。
そのへんがとても不安です。
彼には気合を入れて欲しいのですが・・・。