ここのところ当幼稚園では、全園児が毎朝の朝礼で、練習を兼ねて卒園式の歌を歌っている。
国歌「君が代」、卒園の歌、そして今年の卒園の課題曲、「明日から」という児童歌。
実はこの「明日から」という曲がマズイのだ。
マズイと言うのは、心しないと思わずグッと込み上げてしまうということ・・・。
笑いがではない。
涙がである。
念のため・・・。
歌詞の一番は、
明日からは
新しい靴で
新しい仲間と
胸を張って歩いてゆこう
こまったときは
この空を見上げて
この仲間たちのことを
思い出そう
あとでさよならだけど
またきっとどこかで会おうね
あとでさよならだから
一番の笑顔でさようなら
文字にすると少し味気ないか・・・。
だが、この歌詞を子どもたちのレモンイエローの声が奏でると、感傷的なメロディーと相まって、私の内に感情の波が押し寄せてくる。
さっき言った意味で実にマズイのだ。
卒園式予行練習を手伝ってくれた保護者会三役さんの面々も、思わず涙していた。
さて、私はこの歌詞のフレーズにハッとある閃きを覚えた。
>こまったときは
この空を見上げて
この仲間たちのことを
思い出そう
という箇所。
困った時は、この空を見上げて、友たちが見ている空とつながっていることを確かめる。
まず最初に、おっ!これはある意味かなり有効な「ワーク」だと思ったのだ。
また、さらにイメージは飛躍する。
この空は、釈迦が見た空であり、イエスが見た空であり、
龍樹菩薩、プラトン、聖アウグスティヌス、空也上人、道元禅師、エックハルト、
良寛和尚、聖フランチェスコ、宮沢賢治が見た空でもあるわけだ。
彼らの見た空が、今、私が見ているこの空につながっている、というイメージがドンドン膨らむ。
いや、もっと言えば!
彼らが現に見ている空が、私の見ているこの空と言えないか。
空は、虚空につながり、「融通無碍(ゆうづうむげ)」のイメージを喚起させる。
つまり、「空(そら)」という概念には、果てしない時空を超えて、いまここに無限の「いのち」がつながっているという、イメージ喚起的な素地があるのではなかろうか。
大地よりも、海よりも。
幼い頃、死んだら人間はどこに行くのかと母に尋ねたら、あのお空の雲になるのよ、という答えが返ってきた。
こうした思いに駆られるは、そんな私の心の原風景が影響しているのかもしれない。
わが子どもたちよ!困った時は、空を見上げよう!
わたしたちはつながっているのだどこまでも。
困難に挫けずに、胸を張って歩いていって欲しい。
ちょっとイデア界を遊泳してみた本記事であった。
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ありがとうございました!
国歌「君が代」、卒園の歌、そして今年の卒園の課題曲、「明日から」という児童歌。
実はこの「明日から」という曲がマズイのだ。
マズイと言うのは、心しないと思わずグッと込み上げてしまうということ・・・。
笑いがではない。
涙がである。
念のため・・・。
歌詞の一番は、
明日からは
新しい靴で
新しい仲間と
胸を張って歩いてゆこう
こまったときは
この空を見上げて
この仲間たちのことを
思い出そう
あとでさよならだけど
またきっとどこかで会おうね
あとでさよならだから
一番の笑顔でさようなら
文字にすると少し味気ないか・・・。
だが、この歌詞を子どもたちのレモンイエローの声が奏でると、感傷的なメロディーと相まって、私の内に感情の波が押し寄せてくる。
さっき言った意味で実にマズイのだ。
卒園式予行練習を手伝ってくれた保護者会三役さんの面々も、思わず涙していた。
さて、私はこの歌詞のフレーズにハッとある閃きを覚えた。
>こまったときは
この空を見上げて
この仲間たちのことを
思い出そう
という箇所。
困った時は、この空を見上げて、友たちが見ている空とつながっていることを確かめる。
まず最初に、おっ!これはある意味かなり有効な「ワーク」だと思ったのだ。
また、さらにイメージは飛躍する。
この空は、釈迦が見た空であり、イエスが見た空であり、
龍樹菩薩、プラトン、聖アウグスティヌス、空也上人、道元禅師、エックハルト、
良寛和尚、聖フランチェスコ、宮沢賢治が見た空でもあるわけだ。
彼らの見た空が、今、私が見ているこの空につながっている、というイメージがドンドン膨らむ。
いや、もっと言えば!
彼らが現に見ている空が、私の見ているこの空と言えないか。
空は、虚空につながり、「融通無碍(ゆうづうむげ)」のイメージを喚起させる。
つまり、「空(そら)」という概念には、果てしない時空を超えて、いまここに無限の「いのち」がつながっているという、イメージ喚起的な素地があるのではなかろうか。
大地よりも、海よりも。
幼い頃、死んだら人間はどこに行くのかと母に尋ねたら、あのお空の雲になるのよ、という答えが返ってきた。
こうした思いに駆られるは、そんな私の心の原風景が影響しているのかもしれない。
わが子どもたちよ!困った時は、空を見上げよう!
わたしたちはつながっているのだどこまでも。
困難に挫けずに、胸を張って歩いていって欲しい。
ちょっとイデア界を遊泳してみた本記事であった。
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ありがとうございました!
それは【思い出のアルバム】
とにかく、寂しいですが巣立ちの時ですもんね。
喜ばしい事です
こんばんは。ようこそです。
「思い出のアルバム」、ん~聞いたことあるような・・・。
本当に子どもたち可愛いんですよ。
別れは、新しいスタートですね。
旅立ち。やっぱり寂しいけど・・・。
子どもたちにとっては、成長の節目ですね。
あ、スタレビ今度聴いてみます(笑)
>風月さん
ありがとうございます。
共感してくださって嬉しいです。
本当にご褒美です。
涙を流すことって、ある意味でカタルシスですね。
心が浄化される。
本番で園長が泣いたら、かっこが付かないので、隠れて泣こうと思います
謝恩会は多分無理です。いつもダメです。
お母さんたち、泣かせる演出するので・・・