一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

ベルギー王立美術館展

2006年12月06日 | アート
先日の日曜日、仏像展の後に国立西洋美術館で開かれていた「ベルギー王立美術館展」を観ました。

3日経ってしまいましたが、備忘録のつもりで記事にしておきます。

当初は「ダリ回顧展」の方に行く気マンマンでしたが、現地で悩み、結局、ベルギー王立美術館収蔵の巨匠たちの絵を観る方を取りました。

私の中での「ダリVS巨匠たち」の対決は、巨匠たちの勝ち。

巨匠と言うのは、古典から近代までの巨匠、ブリューゲル、ルーベンス、マグリット、デルヴォーたちです。

もっとも、マグリットとデルヴォーはたんに巨匠と言うよりは、個性的なシュルレアリストの画家というイメージですが・・・。

ほかにもヨルダーンスとか、アンソールとか有名どころもちらほら。

感想。

仏像展で体力、感動力を使い切ってしまったのか、いまひとつでした・・・。

ゆっくり観れば、感動も伝わってきましょうが、やはりこの美術展も、ものすごい人いきれ・・・。

回っていてクタクタになってしまいました。


とは言え、やはり観てよかったです。

この美術展の目玉、ブリューゲルの『イカロスの墜落』は確かに受けました(笑)

主題であるはずのイカロスは、キャンバスの右下方に、海に溺れてもがいている手足が見えるだけ。

しかも、めちゃちっちゃい・・・。

牧歌的な風景の中では、かの有名な神話のハプニングも、どこまでものどかです。


ルーベンスは、やはりパワフルでした。

作品全般にガツンと来る強い力を感じます。

そういえば、余談ですが「フランダースの犬」のイエス様の絵もルーベンスですね・・・(泣)


しかし、一番期待していた、マグリットとデルヴォーが展示の最後にほんの数点しかなかったのが残念でした・・・。

マグリットは学生時代、新宿伊勢丹のマグリット展に行って以来の再会です。

有名な『光の帝国』が展示されてました。

ん~相変わらずシュールですな・・・。

眺めていると妙な脱力感を感じます・・・。

デルヴォーは好きな作品のひとつ『夜汽車』が展示されていました。

なまのデルヴォーとは、はじめての対面。

ですが、やはり芸術鑑賞にも体力はいるようで、疲れて感動もいまひとつ。

デルヴォー得意のエロスの夢をモチーフにした絵がなかったのも残念でした・・・。


ともあれ、久しぶりの芸術鑑賞。

滅多に出会えない作品を観られてよかったです。

何気なく観ている絵は、どれも歴史的な名画。

これはすごいことだと思います。

心の引き出しにしまっておくとしましょう。


※↓よかったら一日ワンクリックして応援してください!
  みなさんのワンクリックがランキングに反映されて励みになります!

にほんブログ村 哲学ブログへ

応援ありがとうございました!





坐禅継続 3ヶ月

2006年12月06日 | 禅・仏教
現在、暁天坐禅は外泊しない限りは毎朝行っている。

また暁天ができなかった日でも、少しでも時間を作って坐禅をしている。

こんなふうに継続して3ヶ月がたった。


だが、白状すれば当初は1000日継続する決意だったが、最近1日、うっかりと坐禅をし損なってしまった・・・

まだはじめて3ヶ月なのに・・・

残念なことこの上ないが、当初から1000日継続は目標ではあっても、あくまでMUST化(ねばならない化)はしないという条件である。

人にどれだけ坐っているかを自慢するための坐禅ではないのだ。

また、坐っていることに自己満足するための坐禅でもない。

そんな考えに陥りやすい「自分」に気付いた・・・。

私はいい意味でも悪い意味でも調子に乗りやすい方だ。

自分に悪乗りしないように自戒したいと思う。


とにかくMUST化はしないが可能な限り毎日坐ること。

そして漫然と、ボンヤリとではなく、只管に坐ること。

精進!再発進!


※↓よかったら一日ワンクリックして応援してください!
  みなさんのワンクリックがランキングに反映されて励みになります!

にほんブログ村 哲学ブログ 仏教へ

応援ありがとうございました!