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ずっと気になっていた映画『藍色夏恋』。
ツタヤの返却期限が迫っていたので半ば強引に観ました。。。
いいっーーーー!!!
台湾映画、あなどれねぇーーーーーっ
と、まあ、初めに雄叫びを上げましたが、実はそんなにドラマティックな起伏の激しい映画ではありません。
でもとても感動しました。
台湾の高校生の恋愛が、日常的な視点で淡々と描かれています。
限りなく爽やか・・・
だけど、それだけじゃないんです。
なんだ、この感覚は・・・
鼻腔の奥が甘酸っぱさに沁みてくるような、
胸の奥をキュキュっと締め付けられるような、
心の襞を爪楊枝でツンツンと突かれるような、
ほんのり甘く、酸っぱく、切なく、ほろ苦い・・・けどやっぱり爽やかさが駆け抜ける!
そんな青春映画です。
思春期。
同性の親友と、突然意識してしまった異性との間で揺れ動く微妙な女の子の心、
世の中は自分の思い通りになると思っている無邪気な男の子の心、そんな思春期にありがちな心象風景がさりげなく爽やかに描かれています。
微笑ましくも、健気でいじらしい。。。
若者たちの好演が光ります。
主人公の女の子、モン・クーロンを演じたグイ・ルンメイ、個人的にはかなりツボでした。。。
ベリーショートのボーイッシュ。
超爽やか・・・。
不思議な透明感。
飲み物に例えるなら、ラムネとか炭酸系、もしくは柑橘系スパークリング。
ああいう、勝気なツンツンしている子に弱い。。。髪も短めが好き。。。
この女優のためにある役と言ってもいいほど見事な演技でした。
それも、役を作っている感じがまったくしない。
自然体ですらない、自然体。
さほど美人ではないのになぜか惹かれてしまう・・・。
そくファンになってしまいました・・・。
そして、相手役の男の子、チャン・シーハオを演じたチェン・ボーリン。
彼には素朴で単純な可愛さがあります。
動物的なワイルドさと、まっさらな純粋さが、うまくバランスしている。
嫌味のない無邪気さ。
狙っては出せない、彼の内面から滲み出ている味わいがあります。
おそらく、ほとんど地で演技しているのでしょう。
日中合作の『最後の恋、初めての恋』でも好演していましたが、さらなる新境地開拓が注目されます。
さほど美形ではありませんが、女の子にはモテそうですね。。。母性本能くすぐり系でしょう。
『藍色夏恋』、観るたび、そのつど違った表情を見せてくれそうな、時間を置いて何度も観たい映画です。
観終わった後は無性に自転車に乗りたくなるでしょう♪
全編に心地よい爽やかな風を感じる映画です。
汗をかいた後にあたる風の涼しさ、清々しさ・・・この感覚は青春そのもの。
明るい未来に向かって駆け抜けられると信じたあの日がよみがえります。
ぜひご覧ください。
あ~台湾に行きたいっーーー



そして、この手の映画を観るたびに思うのは、高校時代が共学だったらということ・・・あぁ・・・

さてと、気を取り直して・・・

『藍色夏恋』の5段階評価は当然…





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