日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

ちょっとあきれた記事

2013-01-05 | 中国経済関連
エコノミスト増刊 最新!!中国情勢 2012年 11/12号 [雑誌]
クリエーター情報なし
毎日新聞社

 日本にいる時見たのですが。。

 正直参考になったのは、所得格差の記事だけ。これは非常に面白いし参考になりました。ジニ係数とその背景の所得別の可処分所得とかが乗っています。ただ上位10%でも年収はそんなに高くは表示されていません。数年前の別な情報では、上位20%にはこういう統計に出てくる以外の灰色所得があり、上位になればなるほどそれが多いとされていました。また事実でしょう。

 上位1-2%とかだとすごいでしょうね。10%ベースでも国府の半分以上を占めているというだけで大体はわかりますけど、実際には上位1%=1千万人程度が強烈な金持ちになっていて、後は上位5%程度まで=6千万人程度が日本人並みの実質可処分所得を持つ。残りはホワイトカラーでまぁまぁが後5%。それ以外の90%は生活コストばかりが上がって、所得は今の倍になるかもしれないけど永遠に低所得であえぐ。。そういう姿が見えます。

 エコノミストなんで期待をしていたんですが、執筆者で大きく傾向が分かれますね。

中国人エコノミスト=中国公式統計を分析して、まだまだ伸びるとか、日本は中国と上手くやっていかなければという論調が多い。

日本人エコノミスト=中国と上手くやっていかなければならない。だけどリスクがこんなにてんこ盛り。

 まぁどっちがいいかは個人が判断すべきですが、在日中国人の人たちが経済誌や、ビジネス関連でかなり活躍されるようになってきており、それはそれで非常に好ましいことだと思う反面。中国政府から金もらってるんじゃないか?と思うところもあります。全てがそういう人ばかりではないでしょうし、中国側の情報を得るためには中国政府に都合の良い記事を書かざるを得ないという事情があるからしょうがない。

 でも、日本人や日本企業をミスリードさせる存在になっているのではないだろうか?その点はご留意願いたいなぁと思いました。
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