元F1ドライバー片山右京さんが富士山で遭難して、同行した二人が亡くなった事が大きく報道されていますね。
無くなった二人に関して、宇佐美栄一さんは「何度も一緒にヒマラヤに登った仲間」、もう1人の従業員堀川俊男さん5年程度の登山歴しかなかった。
3人は17日午前6時半ごろから登山を開始。片山さんは2人と無線で連絡を取りながら先に登ったが、2人が「疲れている」と話したことや悪天候だったことから、同日午後5時ごろ、6~7合目付近にテントを二つ張って就寝した。同11時40分ごろ、1人用テントにいた片山さんが強風でテントが押しつぶされそうになったため、外に出ると、2人のテントがなくなっていたという。
片山さんが付近を捜索したところ、150~200メートル下で2人を発見。宇佐美さんは「寒いだけで大丈夫」と話したが、堀川さんはパニック状態に陥っていた。片山さんは救助要請をした上で、2人を励ましながら救助を待ったが、2人の脈が確認できなくなり、18日午前11時ごろ、1人で下山を始めたという。
片山さんは同署に対し「寒波が来るのを知らずに登った。初心者の堀川さんを十分指導していなかった」と話したとされる。http://news.livedoor.com/article/detail/4512055/
うーん。何でこんなことがおきたのかな。
大学山岳部にいた頃、毎年11月後半に富士山に行き、頂上のお釜の中で雪上訓練をしていました。富士山って夏はただ石が転がっている道を歩いて登ればよい簡単な山なんですが、独立峰の為に風が強く降雪期は雪が硬くしまっていて雪や氷の上を歩くトレーニングの場所としては最適なんです。
僕らは何時も初日に頂上まで行き、頂上にあるお釜(火山ですので山頂は外輪部が高く中央はへこんでいる)の中で、アイゼンはいて歩いたり、足を滑らせた時にピッケルを使って体を止める訓練をしていたんですが、様はその中なら失敗しても数十メートル落ちるだけなので安全だからです。
結構頂上に行くまでの7-8合目で同じような訓練をする人も多く、僕らが行った時も電車で一緒だった東京水産大の学生が訓練中に失敗してそのまま滑落して死んじゃったとか、同じように死亡する事故が毎年数件起きています。雪というより氷になっていますので、一旦足を滑らすととまることができないんですね。死体はだいたい摩擦で顔がのっぺらぼうになってしまうとも聞きます。
朝6時から行動して夕方5時に設営していますけど、その時間があれば天気がよければ頂上までいけるはずなんですが、どういう行動をしていたのかな。疲れていたのは分かるけど、何で6-7合目のふきっさらしにテント張ったんだろう。堀川さんは5年も経験があるなら、経験は非難できなくて、寒波を来る事を把握していなかったことがまず第一の失敗。設営場所の失敗、そして日中の行動状況。
行動時も片山さんと、他の二人が別行動を取っていたように記載されていますが、本当に何が起きていたんだろう。
遭難事故は自分も経験しているので、軽々しく非難をできる立場ではないのですが、ちょっと違和感のある内容です。
無くなった二人に関して、宇佐美栄一さんは「何度も一緒にヒマラヤに登った仲間」、もう1人の従業員堀川俊男さん5年程度の登山歴しかなかった。
3人は17日午前6時半ごろから登山を開始。片山さんは2人と無線で連絡を取りながら先に登ったが、2人が「疲れている」と話したことや悪天候だったことから、同日午後5時ごろ、6~7合目付近にテントを二つ張って就寝した。同11時40分ごろ、1人用テントにいた片山さんが強風でテントが押しつぶされそうになったため、外に出ると、2人のテントがなくなっていたという。
片山さんが付近を捜索したところ、150~200メートル下で2人を発見。宇佐美さんは「寒いだけで大丈夫」と話したが、堀川さんはパニック状態に陥っていた。片山さんは救助要請をした上で、2人を励ましながら救助を待ったが、2人の脈が確認できなくなり、18日午前11時ごろ、1人で下山を始めたという。
片山さんは同署に対し「寒波が来るのを知らずに登った。初心者の堀川さんを十分指導していなかった」と話したとされる。http://news.livedoor.com/article/detail/4512055/
うーん。何でこんなことがおきたのかな。
大学山岳部にいた頃、毎年11月後半に富士山に行き、頂上のお釜の中で雪上訓練をしていました。富士山って夏はただ石が転がっている道を歩いて登ればよい簡単な山なんですが、独立峰の為に風が強く降雪期は雪が硬くしまっていて雪や氷の上を歩くトレーニングの場所としては最適なんです。
僕らは何時も初日に頂上まで行き、頂上にあるお釜(火山ですので山頂は外輪部が高く中央はへこんでいる)の中で、アイゼンはいて歩いたり、足を滑らせた時にピッケルを使って体を止める訓練をしていたんですが、様はその中なら失敗しても数十メートル落ちるだけなので安全だからです。
結構頂上に行くまでの7-8合目で同じような訓練をする人も多く、僕らが行った時も電車で一緒だった東京水産大の学生が訓練中に失敗してそのまま滑落して死んじゃったとか、同じように死亡する事故が毎年数件起きています。雪というより氷になっていますので、一旦足を滑らすととまることができないんですね。死体はだいたい摩擦で顔がのっぺらぼうになってしまうとも聞きます。
朝6時から行動して夕方5時に設営していますけど、その時間があれば天気がよければ頂上までいけるはずなんですが、どういう行動をしていたのかな。疲れていたのは分かるけど、何で6-7合目のふきっさらしにテント張ったんだろう。堀川さんは5年も経験があるなら、経験は非難できなくて、寒波を来る事を把握していなかったことがまず第一の失敗。設営場所の失敗、そして日中の行動状況。
行動時も片山さんと、他の二人が別行動を取っていたように記載されていますが、本当に何が起きていたんだろう。
遭難事故は自分も経験しているので、軽々しく非難をできる立場ではないのですが、ちょっと違和感のある内容です。