日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国の性教育は。。

2009-12-06 | 中国の社会・文化・歴史等
 以前このサイトに写真を掲載したこともあるある若い女性が妻の所に電話をしてきました。

 彼女「子供ができちゃったの。おろしたんだけど、彼がお金を払ってくれないの。どうにかなりませんか」

 妻「え。。。運、話しておくけど。。何で避妊しなかったの?」

 彼女「エッチしたら子供ができるって知らなかったの」

 妻「ああ??」

その後

 男「絶対俺の子じゃない。だからお金払う必要ない」

 まぁ、日本でもよくある話でしょうが、恋愛関係が破局した後で彼女の妊娠が発覚したという話ですね。まぁ、こういう男の対応には怒りを感じる人もいるでしょうし、個人的にもなんだと思います。中国人男性がこういうものかどうかは良くわかりませんし、日本人でもいるでしょうから、特にコメントはしません。

 問題は。本当に中国では性教育がなされていないようで、そっち方面の情報もかなり限定されているようです。だから、若いこの堕胎は非常に多いようで、この国だと早期なら薬を飲んで人口流産をさせる方法もあります。一人っ子政策を採っている影響でしょうが、産科病院に行くと、堕胎専門の窓口もあり、当然ながら若い子が多いですね(日本だと結構隠れてそういう病院に行くのでしょうが、本人の気持ちはともかく大きな産科病院の1階にその窓口があるので、意識しなくても順番待っている子達が目に入るんですよね)。

 我妻は決して眉目秀麗とは言えず、どちらかというと晩生の方なので一般論ではないかもしれませんが、大学に入るころまでセックス=子作りという知識がなかったそうです。学校で見聞きすることもなく、まぁ雑誌とか今ならネットで知るという環境らしいです。

 無料でコンドーム配っていた国(今でもあるようですね、質が悪いから皆買っていますけど)とは思えないですね。

 最近は上海では結構若い子はオープンになってきているようですので、悲劇はたくさんあるんじゃないのかな。
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アサヒビール中国15年も赤字だったのか。

2009-12-06 | 日本・日系企業
 ダイヤモンドに「成長著しい中国市場青島ビールへの出資で来期からの黒字化にメド」と言う記事があり、中国No1で、中国の中では世界に打って出ていけそうな4つの企業のうちの一つ青島ビールに20%ほど出資したことが紹介されていました(ちなみにその4つの企業の他の3社は、ハイアール、レノボ、フアウェイというところで、最後の華威除くとまだまだ先が長そうですが)。

 記事だけ見る限り、アサヒビールの工場の原料調達を青島と共同にすることによりコストダウンが図れることが黒字化の主な理由のようですが、販売面で青島のチャネルを使うことも挙げていますが、これで売り上げ増加をどの程度見ていますかね?

 「青島との協業で来期には中国内の4つの子会社が黒字化できる見通しが立ったのが大きい。中国事業は1994年の参入以来、赤字が継続するなど苦労の連続だったが、明かりが見えてきた。売上高の海外比率も、現状の5%から数年以内に2ケタになる道筋が立った。」http://member.diamond.jp/series/top_answer/10066/?page=2

 アサヒビールは、昨年ちょうどメラミン事件が起きたタイミングで、自社の山東の方の工場で製造した牛乳を販売しだし、中国製の4倍近い値段なんですけど、上海の百貨店では良く売れています。日系の幼稚園等にも納めているようで、先日息子の転園を考えて面接に伺った所からの箱が子供たちの制作材料として山ずみされていました。

 確かイチゴとかも生産していたように記憶していますし、子会社の和光堂もかなり積極的に中国で販売をしようとしており、関税その他の規制がある事から価格面で苦戦していると、我々と同じようにうまくその辺をすり抜けるスキームでの販売も由としている面があります。

 日本企業にしては結構アグレッシブだと思うのですが、それでも進出以来15年も赤字が継続しているんですね。日本人駐在員のコストを本社負担にしているか否か、出張者の経費がどの程度か、中国関連全体での費用を見た上での発言かどうかはわかりませんが、中国で利益を上げることの厳しさを改めて感じさせられます。

 青島の販路がどこまで役に立つのかは中国側にどれだけのインセンティブを与えられるか次第(青島が我が自分のシェアを失うことをするわけが無いので)ですが、中国にいて本気度を感じる数少ない日本企業の一つだけに頑張ってほしいものです。
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