
と、いうと「なんでよ~?!お花でしょ?」と思うかもしれないが、奄美でも鹿児島本土でもツワブキと言えば食べ物!
鹿児島本土では単に「ツワ」と呼ぶが、奄美では「ツバシャ」と言うらしい。

白
s
s



蕗もそうだが、この葉っぱでキク科??と思う。が、お花を見ればなるほど納得。
蕗と同じような丸い葉だが、ツヤツヤと光沢がある。と、いうわけで「艶葉蕗(つやはぶき)」が転じてツワブキとなったそうな。
蕗にくらべると、茎はかなり細い。同じようにアク抜きをして、煮物や佃煮にしたりするのだが、一度食べるようになると、どうして本土ではこれをもっと食べないのか不思議になる。独特の香りは蕗に及ばないかもしれないが、逆にクセもなく、細くて繊維も蕗より柔らかい感じがして、とてもおいしい。
こちらではスーパーでアク抜きしたパックも売られている、ごくごく普通の食材だ。
蕗といえば春の食材、ツワブキも柔らかくて美味しい旬は蕗と同じく春先だと思うのだが、1年中食べている気がする。
奄美パークのホームページには、奄美の郷土料理のレシピが多数載っていて、こちらには佃煮が、こちらにはウヮンフィヌィとツバシャの煮物(豚骨とツワブキの煮物)が載っている。とってもおいしそう!
特に、「ウヮンフィヌィとツバシャの煮物」は大晦日には欠かせない料理だそうで、年越しソバならぬ年越し豚骨...所変われば品変わる。「細く長く」の蕎麦に対して、この奄美の年越し料理には、どんな意味が込められているのだろう。
鹿児島本土でも、全く同様にツワを食べる。以前は夫の実家まで車で15分ほど。よく遊びに行っては食事もご馳走になっていたのだが、母の作るツワの煮物がおいしい。そして、頻繁に登場する。
...と、いうわけでなんと5年もいながら自分で料理したことがなかった(^^)ゞ 子供はそれほど好きというわけでもないし、なんといってもすぐに美味しい母の味が近くにあったため。ツワが食べたければ実家に行けば良し、という感じで。
しかし奄美に来てからは、自分でやらねば食べられない。一度やってみると、皮を向きアクを取り、その下準備はかなり面倒で、以来ちょっと煮物に入れるには、いつもスーパーの処理済を買ってしまう。
実家のツワの煮物、あの手間暇をかけてこその味だったのだなぁと、今さらながら感謝している。
ツワブキの皮をむくとき、指に黒いアクがいっぱいついて汚なくなって・・・。
ブラジルでツワブキ見たことがないけど、どっかにあるのかしら。
郷土料理食いたいなぁ。
丁寧に皮をむき、アク抜きされたツワブキが!!
女房が感心するのですが、長野以来、彼女はやりません(笑)ツメを黒くして「もっていけ」と笑う親父の仕事になっています。
今朝、NHKラジオで偶然、この”ツワブキ”の話を
していたんですが・・・全くもって知識が無く、想像
すら出来なかったのですが。
ラッキー! これで全貌が解明されました。
あれれ?patinhaさん、奄美でツワブキのお花見なかったですか~?どっこにでも咲いてますよ~。あのつやつや葉っぱなので、春から目だってます。
指、本当に真っ黒になりますよねぇ。土筆の袴を取るのと並んで、大嫌いな作業です。あの黒いの、手が荒れていたりするとなおさら取れないんですもん!
★きさん★
奥様のお気持ちわかります!
そしてお父さん、さすがです。冷凍しておけばいいのですね。それで年越しのウヮンフィヌィに登場するんですね~
スーパーにはいつでもありますが、普通のご家庭では春先のものを取ってあるのか、この時期でも摘んでいかれるのか疑問だったのです。
★ヨットマンさん★
ラジオで?!それは聴きたかったですねぇ。どんなお話だったのでしょう。偶然とはいえ、タイムリーにお役に立てたようでとても嬉しいです。
お花としては、関東にも普通にあるらしいのですが、なにせ植物に関心の無かった私はこちらに来るまで知りませんでした(^^;
そして↑こんなに綺麗な花見るとなおの事信じられない?
最近は直ぐ食べられるように袋つめしたのが出回って居るので季節感が無くなった食材ですね!春先筍とふきはよく戴きます。美味しくて大好きです^^
ツワブキをお花としてご存知の方は、なおさらそれを食べるというのを聞くと驚かれるようです。
考えてみたら、フキもキク科ですし、春菊も食べるし、食べられるものが多いのですね。
これからは菊を見ると「これは食べられるか?!」という観点からながめてしまいそうな私です(^^)