咲き誇るコンロンカ。
奄美の梅雨を代表するこの花も盛りと迎えている。そろそろ梅雨入り?
「咲き誇る」と書いたが、コンロンカの白い部分は花でなく、アジサイと同じくガクの部分だそうで、お花はこの黄色い部分。(ちょいボケ気味)
とってもかわいらしい、お星様。
コンロンカは、この白いガクを中国の崑崙山の山頂に積もる白い雪に見立てた名前...と、いうのは色々なサイトに出ているので、間違いないだろう。
しかし、あまりにどこもかしこも「崑崙山の白い雪に見立てて...」とあるのであまのじゃくな私は、ふと思う。
このコンロンカ族は奄美で咲き誇っていることからもわかる通り、アジア・アフリカの熱帯亜熱帯に分布するものだそうだ。亜熱帯の花を雪に見立てて...というのがとても不思議だなぁ。
そこで、崑崙山はどこなのか?と思って調べてみると、無い。
いやいや、中国西部、チベットとの境に6~7000メートル級の山が連なる崑崙山脈というのはある。だが、崑崙山という山は実際には無く、『崑崙山』は伝説上の山で、仙人が住んでいるという...
こちらのページが詳しかった。
西戎(せいじゅう)にあるとされた土地や山、また丘や塔の呼称で伝説上の聖地。
日月の沈む場所としての、西の果ての象徴。西王母や黄帝などの神仙が住むとされた。
(中略)
さらに崑崙が世界の中心にあって頂上で北極星や北斗七星と繋がっており、星々を回転させているともされていたようだ。
なになに、北極星・北斗七星と繋がっている?
これを読んで、ガクの白い部分だけでなく、ひょっとしてこの黄色い花もコンロンカの命名に一役買っているのではないかと思った。
美しく敷き詰められた純白の世界の上にきらめく星。この花を見た人は、伝説の山「崑崙」をイメージしたんじゃないかしらー。
...などと、いくら考えても正解などないのに、古(いにしえ)の世界に思いを馳せるー。
さて、水溜りに目をやると、たくさんのおたまじゃくし。
そろそろ足も出て、旅立ちの準備中。
実は、この水溜り、駐車場にできた正真正銘(?!)ただの水溜り。晴れが3日も続けば干上がりそうな...
しかし、明日の午後あたりから奄美は当分雨の予報だ。これなら、無事みんなカエルになれるかな。
奄美の梅雨入りの平年値は5月10日。今年はだいぶ遅い。早く梅雨になるのは嫌だが、梅雨明けが遅くなるのも嫌だ。
でも、こちらのサイトを見ると、2000年などは梅雨入りがなんと5月26日と平年より2週間以上遅いのに、梅雨明けは平年の6月28日の1週間も早い6月21日。ということは、なんと3週間も梅雨が短かったということになる。このパターンがいいなぁ~?
しかし、水不足も困る。また雨乞いするようなことになったら一大事だ。
...と、まあ、今年も誠に自分勝手なことを言っているのであるが (^^;
さあ、今年の梅雨は?