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根性パパイヤ-その後

2006-08-04 14:18:00 | 奄美-自然
6月にお届けした、排水溝から伸びている「根性パパイヤ」。 

Papaya1

その後どうなったか。

今日の記事は、波瀾万丈...!?

Papaya2

あの狭い排水溝から、この通りものすごい勢いで成長!

Papaya3_1
排水溝を押し広げるかという勢いだ。いかにも窮屈そうに、でもますます逞しく育っている。

写真は、8月1日。
ここを通るたび、なんだかきついGパンを無理やりはいているような気分になって、苦しく感じていた私(^^;)



7月には、地元紙にも掲載された(^O^)/

Papaya4_1

さて、このパパイヤ。
パパイヤは、雄の木と雌の木があり、実がなるのは雌の木だと前回の記事を載せた時に教えていただいた。
花がつくまで、雌雄はわからない。

雄の花、雌の花、ついでに両性の花もあるらしい→参考サイト

楽しみにしていたところ、とうとう蕾が!

Papaya5 Papaya6

どうです?どうです??
これ、雌のつぼみではないですか?
希望的観測?でも、上の参考サイトの雌のつぼみにそっくり。
どうなんでしょう?教えて下さい。島のロマン派おじさま達!

実がなるという期待でいっぱい!







ところが、昨日。

  ...


Papaya7

ちぎれたパパイヤ。流れているのは涙?



この排水溝は、鹿児島県営の駐車場にある。
昨日、これ以上、ここに伸ばしておくわけにはいかない、と行政指導(?)が出された。

「切るか、抜いて別の場所に移動して下さい。」

あんなプリプリと、はみでるほどにはえているパパイヤ、抜けるはずもない。
でも大切にしてきたパパイヤを子供達の前で切るには忍びなく、ダメもとでロープをかけて車でゆっくりゆっくり引っ張った。

子供達は祈るような気持ちで見守っている。


しかし子供達の大きな悲鳴とともに、やはり根元からちぎれてしまった...。

中には、泣いてしまう子も。


このパパイヤの生えている脇の道は車2台がやっとすれ違うことができるだけの幅。
厳しいお達しのように思われるかもしれないが、このままでは車に傷をつけたり、色々な障害が出て来そうだったので、実は県からの通達が入る前に大人たちは「そろそろなんとかしなくちゃなぁ。」と思っていたところだった。
でも、抜くのが不可能なのは目に見えていたので、誰も踏ん切りがつかなかったのだ。

上の方からお達しが出たことで、子供達も仕方無い、と思ったようだ。


切れたパパイヤ、もちろん捨てるわけにはいかない。

Papaya8

パパイヤは、太い木のようになっても草性のものだ。だからこんなふうになってしまったら、ほとんど望みは無い。
だけど、バケツにつけて、どこからか根が出てくるのを待っている子供達。



Papaya9


頑張って、ここから生き延びてくれないかな。

それでこそ、本当に本物の-
     
   根性パパイヤ!




※今日、夜の船で鹿児島(本土)へ帰省します。