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もうすぐ奄美市長選

2006-04-13 10:08:00 | 奄美-あれこれ
3月20日に、名瀬市・笠利町・住用村が合併してできた奄美市。
その奄美市の市長選挙がもうすぐ行われる。
公示は4月16日(日)、投票4月23日(日)

立候補を表明しているのは、前・名瀬市長の平田隆義氏と、前・拓殖大学教授の叶よしかず氏。(立候補表明順)
ずっと奄美に住んでいる地元の人。
Uターン、Iターンでこれからずっと奄美に住む人。
それぞれに、自分の描く奄美像があって、それに沿って投票するのだろう。
何よりも、自分達の生活に直結していることだから、どちらに投票すると、自分達の生活がどうなるのか思い描くこともできるのかもしれない。

さて、私のような転勤族。
期間限定奄美人...。
やがて奄美を去る我々は、どのような選択をしたらよいのだろう。

奄美大島も他の地方都市同様、人口はどんどん減ってきている。
若者が就ける仕事を捜すの難しい(そうだ)。

そうすると、就職先は、役所関係に頼ることになる。地元の人で、親戚がひとりも役所関係(役所そのものでなくても、給食センター、保健センターなど、役所の管轄下)で勤めていない人は少ないのではないかしら。
民間は、というとてっとり早いのは、これまた公共事業に頼ること。新しい道路やトンネルも、そろそろ整備されてきたようにも見えるが、まだまだ計画もあるようだ。(もちろん、地元の人にとっては生活の利便性から必要な工事もあるのかもしれないが)


狭い世界で、大きな声で政治を批判することもしにくい。
みんなあれこれ思っていても、表立って批判するのは難しいだろうと思う。

産業が活性化すればいいのだろうが、何をしても輸送費のかかる奄美。この克服も難しい。
若者がいないので、新しいことが始まらない。だから産業も活性化せず、若者が離れる悪循環...
(でも、黒糖焼酎「れんと」のように、創意工夫次第で本土にも十分アピールできるブランドつくりもできるはずなのだが。)


美しい海と、自然がいっぱいの山々。
観光客にはたくさん来てほしいけれど、増えればその分自然が壊されることになる...。



観光客を誘致し、産業は活性化し、乱開発はせず、生活は離島といえども便利で、島の文化を守り、この美しい自然はそのままで!???

何を優先していけばいいのだろう。
奄美の人々にとって、幸せな未来像はどんなものなのかなぁ。


我々転勤族の強みは、地元に「しがらみ」がないこと。
奄美にとってベストの選択をしたいのだが、それが難しい。


奄美のみなさんの希望する未来って、どんなものですか?


以上、よそ者の視点でかなり勝手に書いてしまいました。失礼の段お許し下さい~

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ところで、公職選挙法では、公示前の事前運動は禁止されている。
でも、両陣営とも、既に後援会主催で集会を開いている。街頭演説している候補も見たし、宣伝カーに乗って手を振っている人もみた。

これ、いいの???


公職選挙法では、公示前の「事前運動」は禁止されているが、公示前の「政治活動」は自由だ。
だから、こういう集会も政治活動といえばOK。


...なんだそうで。


オトナの決め事ってずるい。



(※どちらかの候補者に偏ったコメントはご遠慮下さい。)