報道されているようにユーロ圏での金融を巡る動きが活発化している。
思うに先週のベルギー・フランスにまたがる金融大手デクシアの破綻に欧州金融当局が危機感を募らせたのは間違いなかろう。というのも EUの銀行監督機関である欧州銀行監督機構(EBA)が昨年の続き域内金融機関の資産査定いわゆる「ストレス・テスト」を実施し7月にその結果を発表したばかりで、デクシアは“合格銀行&r . . . 本文を読む
日本時間の今朝伝わったEFSF拡充案のスロバキア否決の話。この報に市場がさしたる動揺を示さなかったのは、同国の野党が棄権に回り賛成票の不足で否決した背景を読んでのもの。元々この議案には現政権の信認も合わせて採決されており、まずは(賛成票不足で)否決しておき、連立政権を解散に追い込んだ上で、本案はすみやかに再討議し可決承認という段取りのよう。つまり政治的駆け引きに採決が使われた。与党としては信認を賭 . . . 本文を読む
金価格の動きは、先週末は材料交錯の中で警戒感から模様眺めの中で下落、そして日本が連休の昨日はNY市場はコロンバス・デーで債券取引などは休みで株式や商品市場は開いてはいるものの参加者は通常より少ないという環境の中で上昇となった。NYダウも薄商いの中、前日比330ドル高の大幅高となった。金も「危機の高まり⇒儲かっている金の換金売り」という連想が後退し上昇となった。当座は戻り売りが出やすい17 . . . 本文を読む
昨日は、まずNY時間外となるアジアの取引時間には売り買い拮抗のなか1620ドル近辺で推移。ただしロンドンの取引時間帯に入る頃から売り優勢に。連日のユーロ圏発の不安定要因に株価が下げるなか金も換金売りに押されたここ数日のパターンの踏襲のような相場展開に。このところの流れから、どうしても不安心理が先に立つのだろう
ところが1600ドル大台割れとなった辺りから、一転し押し目買いが入り反転という流れに転 . . . 本文を読む
再びリスク・オフ(リスク回避)に針が振れ世界同時株安に代表される流れの中で、9月は共に売られ急落商状となった金は3日の取引では逆に上昇した。すでに報じられているようにギリシャの財政赤字削減策が目標値とした対GDP比7.5%に抑えられず8.5%にとどまることが判明し、欧州株式市場が軒並み下げる中で金が買われたもの。ギリシャについては、現在IMF(国際通貨基金)、ECB(欧州中銀)、EU委員会の3者が . . . 本文を読む
金曜日に書いたNYコメックスのファンドのポジションについては、オプション込みのネット・ロング(純買い越し数)が前週比19%の減少ということになっていた。24,596枚ロング(買い建て玉)が減り、フレッシュ・ショート(新規売り建て)が6,224枚増え、ネットの買い建ては30,820枚の減少となったもの。オプション抜きで重量換算で一時800トンを超えていた買い越しも、今や400トン程になった。
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