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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

3ヵ月間、高値保ち合いのドル建て金価格(取材を受けての“ひらめき”)

2016年10月03日 22時01分32秒 | 金市場

今年も後3ヵ月。月日の流れが速く感じるのは、今に始まったことではないけれど、今年はなぜか加速しているような感じ。皆さんもそうでしょうか。冗談で8月頃に、この分ではあっという間に年末で正月ですよ・・・と言っていたが、そうなりそうだ。日々、刻々と動いているものを仕事の対象にしていることで、そう感じる度合いも高まっているのだろうか。

本日は、ある新聞社の記者氏が見えて1時間余り思うがままに、金市場とその取り巻く環境について、これから押さえておくべきポイントのようなものを話した。こうした折にたまにあるのが、話しながら今まで気づいていなかった視点や分析の切り口がふっと浮かび対面している記者氏に話しながら、同時進行の内心で『そうそう、こういう切り口もあるよなぁ。これ、いいじゃないか』と思いながら話すこと。今日、それがあった。相手の質問に応えてのことだった。

また、そういう“ひらめき”というか“気づき”に至らなくとも、リアルな対面でなくとも電話などでも話すことで自分の中で考えの整理がついたりする。したがって、取材を受けるということは、相応の時間を費やしてしゃべった結果が、記事になると“一言”であったとしても意味があると思っている。もちろん、正しく我が意を伝えてくれればということだけれど。

さて、先週末は9月30日。週末、月末、四半期末のトリプル。NYコメックスの通常取引は前日比8.90ドル安の1317.10ドルで取引を終了した。9月は1%程度の上昇、四半期(7-9月期)では、0.3%の値下がりとなった。6月末のEU(欧州連合)離脱を巡る英国民投票をきっかけに1300ドル台に本格的に歩みを進めた金だが、それ以来この水準を維持している。いわゆる高値保ち合い(もちあい)と呼ばれる状況にある。保ち合いが長期化した後に上に放れるか、下に放れるか。煮詰まった状態は今少し続きそうだ。

今夜はISM製造業景況指数。日本時間の23時発表予定。前回は縮小・後退を意味する50割れとなっており、さてどうなるか。




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