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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

“尖がった運用で知られる”ハーバード大学基金

2006年09月25日 15時46分29秒 | 金融市場の話題
年金基金や各種財団による投資分野の分散化というのはここ2~3年のテーマだが、先週先鋭的な運用でプロの間で知られた米ハーバード大学の基金が運用収益を発表していた。例のサマーズ元米財務長官が学長になり、理数系分野で活躍する女性が少ないのは男女間に存在する素質の違いとの発言(広義のセクハラ発言?)で物議を醸し(教授会は不信任案を賛成218、反対185で可決も罷免の権限なし)、たしか学長を辞めたはずだけど・・・まだ辞めてないようだね。。いずれにしても、あのハーバードの大学基金だが、今年上半期の運用益は年率+16.7%。“先鋭的な運用”というのは、株債券以外のもので積極運用しているためだが、米国株・米国債券は25%という比率で、残りは新興国の株・債券から(足元で話題の)ヘッジファンドや金など国際商品、不動産、PE(未公開株)などで運用している。要はリスク分野に積極投資しているわけだが、なんと過去10年間の平均投資収益率は年率で15.2%というから驚きだよね。6月期末の資産残高が292億ドル(約3兆4千億円)というから、これだけの資産を長年にわたり平均15%で運用するというのも(だからこれだけの規模になったと言うべきか・・)、大変なことなのだ。運用は成功報酬制で運用責任者の報酬は(もちろん)学長を上回るんだそうな。

23日土曜日の嬬恋コンサートの報道を各局芸能ニュースでやっていたが、それを見て感じたのは、表現がチト難しいのだが「(生き方や消費スタイルなど)新しい形のじいさん、ばあさんの時代が始まった」ということ。今までと、違う展開が待っていそうだ~。それにともなって新たなビジネスも生まれそう。

虎は気合の乗った5連勝で明日から甲子園6連戦。最後の望みを掛けたタタカイだ!

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1 コメント

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ローレンス・サマーズ (fairlane)
2006-09-26 01:03:57
ローレンス・サマーズですが、辞めてますね。

今はDerek Bokという人が学長です。

ハーバード大学のHPではそうなってます。

http://www.president.harvard.edu/

右隅にFormer President Summers\' archivesとありますから確かでしょう。

だからといってどうということもないのですが。

ソフトバンクの孫さんの後ろ盾と噂されてるひとですね。

あれだけ明言したのだから辞めない訳にはいかなかったのでしょう。次の大統領は民主党でしょうからまた政権入りするのかも・・・

ここのところ連投すいません。

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