goo blog サービス終了のお知らせ 

亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

FOMC待ちの金市場

2014年06月18日 17時31分28秒 | 金市場

さてFOMCだが、金市場では買取り策(量的緩和策)を100億ドル減額することが織り込み済みとなっている。現行毎月450億ドル(約4兆6000億円)から350億ドルとなる。FOMCは今後7月(29-30日)、9月(16-17日)、10月(28-29日)と予定されており100億ドルずつ減額すると9月の時点では毎月150億ドルの買取りまで縮小する見通しとなる。足元の金市場で買い方が警戒するのは、5月以降改善を示す経済指標が増える中でFRB内部でゼロ金利解除(利上げ)論議が高まるのではということ。早い話が、タカ派の意見がこれまで以上に前面に出る可能性である。おそらくこれまでにない出口に向けた論議がなされるが、それは後の議事録要旨の発表を待つしかないと思われる。

今週に入り金ETFからの資金流出も目立っているのは、その辺りの警戒感の高まりを表していると見られる。荒れる予兆ということか。

今回から直前に承認された3名の内2名スタンレー・フィッシャー前イスラエル中銀総裁がFRB副議長として、ラエル・ブレイナード前財務次官がFRB理事として会議に参加している。意見が割れ、反対票があるのか、あるとすればどの程度かも注目。

金市場としては、政策金利のFFレートの引き上げの時期としていつ頃が適切かという見通しが、早まるか否か、前回は今年が1名、2016年が2名居たのだが。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FOMCを前にして | トップ | 「テクニカル的にも面白い展... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事