昨日は正直いって睡魔との闘いに敗れ途中で終わってしまったが、イラク戦争というのは強力な景気刺激策であるのは言うまでもない。4年間で3500億ドル、40兆円余りの戦費は米国政府による臨時出費であって民間部門に加えて政府がこれだけの消費をしたことが、ITバブル崩壊後の米国景気の底割れを、ひいては世界景気の後退を回避させた大きな要素のひとつということ。「大義なき戦争」の是非は置いておいて、FRBと日銀によるこの時期の超の付く金融緩和と相まって世界中にマネーがばら撒かれた。そのタイミングで中国やインド、ロシアなど新興国の成長が加速し始めたのは、こうしたマネーが貿易その他を介して巡り巡って成長の原動力になったということ。米国自体は財政赤字が膨らみ、国債の安定的な消化をする必要に迫られるが、こうして成長した新興国が新たな買い手になることで問題なく進行するばかりか、米国へ資金還流することが新興国にとってもプラスということに。とりわけ米中間の利害は一致するが、今回の一連の世界的連鎖株安に際してポールソン米財務長官が中国当局と話し合いを持った直後から中国は折にふれドル資産(米国債・住宅債券)への投資は続けると公言する機会が増えている。中国では、ちょうど外貨準備の運用のために新しい機関を作るという話が進んでいた折でもあり、「ドル離れ」という無用の憶測からの金融市場の混乱拡大を米中双方が恐れたのだろう。
いまに始まったことではないが、金融経済上の米中の相互補完関係は緊密だ。それでも中国は、(これから増える部分を使うことが中心となろうが)ドル以外の資産を増やす方向に向かう。このなかには日本企業の株式取得(経営権取得)というものも当然出てくるだろう。いずれにしても源流は米国発のマネーがチャイナ・マネーと名前を変えて国際的マネー・フローに新たな流れを起こすということだが、それが不思議な均衡の上にある世界経済の拡大を永らえさせるということになるのではないか。
さてさて海外では本日も取引されているが、金市場のほうは身軽になったファンドが再び買い攻勢に転じてきた。ひと相場終わった風情(したがって調整期が長い)の原油などよりも、未だ相場を出し切っておらず、しかも需給上のプラス材料が目立つ(それゆえ値動きがいい)金に収益機会ありという捉え方をしているものと見られる。
昨日、桜の開花宣言が出た東京。自宅近くの川沿いを歩いたら、木によって差は大きいものの確かに一輪、二輪、三輪と花がほころんでいる木もあった。咲いていなくとも蕾が膨らんでいるものもかなりあった。そういえば本日以降は昼間の時間が長くなるのだったね。暑さ寒さも彼岸まで・・・かな。
いまに始まったことではないが、金融経済上の米中の相互補完関係は緊密だ。それでも中国は、(これから増える部分を使うことが中心となろうが)ドル以外の資産を増やす方向に向かう。このなかには日本企業の株式取得(経営権取得)というものも当然出てくるだろう。いずれにしても源流は米国発のマネーがチャイナ・マネーと名前を変えて国際的マネー・フローに新たな流れを起こすということだが、それが不思議な均衡の上にある世界経済の拡大を永らえさせるということになるのではないか。
さてさて海外では本日も取引されているが、金市場のほうは身軽になったファンドが再び買い攻勢に転じてきた。ひと相場終わった風情(したがって調整期が長い)の原油などよりも、未だ相場を出し切っておらず、しかも需給上のプラス材料が目立つ(それゆえ値動きがいい)金に収益機会ありという捉え方をしているものと見られる。
昨日、桜の開花宣言が出た東京。自宅近くの川沿いを歩いたら、木によって差は大きいものの確かに一輪、二輪、三輪と花がほころんでいる木もあった。咲いていなくとも蕾が膨らんでいるものもかなりあった。そういえば本日以降は昼間の時間が長くなるのだったね。暑さ寒さも彼岸まで・・・かな。
中央銀行の所蔵金塊と、通貨発行残高で比較すると、日本は米国の1/10しか、発行通貨の価値がないんだそうな。(『いまなぜ金復活なのか』訳者あとがき 徳間書店刊 より)
金が高くなる時代は、円が下がる時代でしょうね。
六本木ヒルズ・金閣寺なぞ小間物でございます。始皇帝様!それより金塊をドバッとお買い上げ下さいませ。
800ドルに値がつりあがるほど、ガッポリお買い上げ下さいませ!よろしくお願いいたします!
また納豆など日本食を食すこの国の老人は長寿を楽しんでおります。始皇帝は短命だったのねえ~、などと言っております。なお、ジパングには食べる金・飲む金、などもありますから、たんと召し上がって消費拡大に貢献し、今生におかれましては御長寿をお楽しみ下さいませ。
大変な大波でした。
さすがに全部は取りきれませんが、何とか生き残ることができました。
疲れたので、変動も小さめにお願いしたいところですが・・・対円でドルが下がりませんねぇ
金が余って困ってますので、食料・エネルギー・資源分野の「日出づる国の企業」などにも感心を持っています。ハゲタカさんと戦う用意もあります。
文章が以前から気になっていたのですが、イラク戦は結局、中国やロシア、ブラジルを含む反米?新興諸国を潤し続けていると言えるのでしょうか?結局、アメリカはイラク戦を行ったことで膨大な犠牲と借金を残しただけとなればベトナム以上の負担となることは想像できなくありません。ハリバートンがドバイに本社を移転するなんて話に議会がかみついたなどと言う話は税金逃れという表面の問題より、結構重い話題にも思えてきます。バグダット陥落なんてニュースはジョークでも勘弁。ポストアメリカとなればユーロ?ロシア?中国?いずれにせよ穏やかにすむようにして欲しいですけどね。
考えてみれば、アルカイダにタリバンもアメリカがアフガニスタンやイランに対する反体制勢力でした。多分、アメリカは今回のイラク戦で大きな反体制勢力を自ら構築しているとすれば、同じ事をスケールを大きくして行っていることになります。
中南米から南米にかけても、独裁政権を作り続け、結果的にアメリカの権威はこの地域で大きく下がり続けています。
このまま、走り続けることが出来るとすれば次は、貧困と飢餓のアフリカより、不安定の弧の中央部付近となりますが、どうなることでしょう・・・