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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

風雲急を告げ・・・・

2008年01月16日 18時03分09秒 | 金市場
ドル建て金価格は、やっと反落となった。まず為替。ドル円相場がやはり崩れた。先週末1月11日(金)に「本日アジア時間の午前には時間外で900ドル手前まで買われたが押し返されている。昨年秋の急騰相場の覚えもあって、当時に比べると警戒感は薄い。これも慣れと環境の成せる業(ワザ)か。今回のドル円の戻りが110円に届かなかったが、こちらも押し戻されると前回の安値を下回るのか(107円割れ)否か?国内はそちらの方の影響もある」とした、ドル円が昨年の安値を割ってきた。(国内の金価格を見るうえで)警戒していたことが起きたというわけ。起きているのは、ドル安にあらず円高なのだ。今朝がた見たときドルは豪ドルやNZドルに対して上がっていた。いつの間にか「円キャリー」の巻き戻しやら復活やら・・・とは誰も言わなくなりましたねぇ。

900ドル超を見た金価格も足元で東京時間の14時位までは値を保っていたが、以降はズルズルと水浸し状態。昨夜、「皆強気でムムムム」と書いたが、改めて言うまでもなくこうした展開は、起これば「そうだよね、一本調子はないもんね」ということになる。急騰、急落はこれから何度も繰り返し起きること。そうしながらも下値を切り上げる展開を読んでいることに変わりはない。先行きは、こんなことでは驚いていられない、ということになるのではないか。ボラティリティは上がり、それに注目したマネーもまた入って来る。それにしても1月中に900突破までよく買い上がったものだ。

ところで水浸しといえばNikkei 225も468円安。NY株が時間外でも売られていたんじゃなかったかな?インテルなど安かったはず。配当利回りが長期金利を上回っているといわれても、先行きの配当が現状を維持できるのか否かということもある。いずれにしても株式市場も要注目段階に入ってきた。

シティやメリルその他の悪いのは覚悟の上だが、そこに雇用や個人消費の悪化が前倒しで来そうな(2~3ヵ月後、春先に悪化を予想)ことが、想定外ではある。各市場、横断的に風雲急を告げ、黒雲が垂れこめてきた・・・・といっても先週初めからだけど。さぁ、しっかり見極めましょう。メディアは大騒ぎだろう。




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