goo blog サービス終了のお知らせ 

亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

テコ入れ策は止められず、緩和策は続き、ドルは売られる(なぜか羅生門)

2009年11月08日 21時40分41秒 | 金融市場の話題
昨日は仙台日帰り。北に上るにつれて新幹線の車窓から見える山は彩りが増していく。東海道新幹線に倣えば「のぞみ」にあたる「はやて」は観光客で混んでいた。仙台駅の地下の店でのメニュー。「一の蔵」や「日高見」など地元宮城銘柄のなかにポツンと和歌山の銘柄「羅生門」を置いているのを見つけ驚いた。もちろん注文。東京でも見かけたこともないし、手に入らない。種類によるのだけれど、なかなか、いいですよ。口に含んだときに日本酒特有の旨味を感じるのだが、それが次の瞬間にス~ッと消えてしまうのです。甘口?⇒いや辛口?ええぇ?という流れ。確たる根拠はないのだけれど、欧米系の人に飲ませたら気に入るのではないかと思う。

さて10月の米雇用統計。失業率は予想を超えて早くも10%台乗せ。1948年に今の形で記録を取り始めて10%を突破するのは1980年代初めに次いで2度目とのこと。1982年11、12月に10.8%のピークをつける10カ月間10%を超える状況があったとされる。足下で失業者数は1570万人。失業期間が27週を超えると「長期失業」のカテゴリーに入るが、全体の3分の1を超えていると。意味するところは一度職を失うと再就職が難しいという状況。先週は「労働生産性」の発表があり、予想以上に上がっていて企業体質が良くなったと好材料とされたが、企業は少ない人員で前と同じ収益を目指しており、業績はある程度回復しても雇用の程度は落ちるということだろう。日本でも同じことがいえるが、失業が長期化して職探しをあきらめると統計数値から外れるので、実態は統計以上に失業者が多いということ。オバマ政権は6日に、雇用保険の失業給付期間の延長など景気下支え法案に大統領が署名、成立させている。

政府のテコ入れ策は、止められない。緩和策も続き、ドルは売られる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金1100ドル突破?・・目... | トップ | さらに高値更新 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金融市場の話題」カテゴリの最新記事