亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

現地に行きたい

2012年06月25日 20時51分08秒 | 金市場
先週のFOMCにて市場予想どおりQE3は見送られ、何もしないのは不作為による“罪”のような感じで、そういうわけにも行くまい・・・・ということでツイスト・オペの継続が決まった・・・と思っている。まぁ、考えてみれば量的緩和の目的は長期金利を引き下げることにあるわけで、ユーロ圏危機といういわば他力本願で歴史的低水準に金利が下がったこともあり、足元ではQE3も実施する目的もなく、という感じになる。それよりも、むしろバブル化した米国債、バブル化したドイツ国債という側面もあるわけで、ここでQE3ということで、債券市場をさらに“煽る”行動に出れば(結果的にね・・)、それこそ市場機能を歪めることにつながろう。先日のバーナンキ記者会見でQE3の副作用的な発言に対し、?ということを後で考えて、そう思った次第。・・・・そういえば週末土曜日の日経夕刊に「金融政策は無力どころか、正しく実施すれば健全な経済を維持できるが、使い方を誤れば経済を弱体化させてしまう、強力な手段だった」という女性経済学者アンナ・シュワルツの言葉を引用していたが、そういうことなんだろうなぁ・・・・・と。それから、以上のように自分なりに考えたQE3の見送りの背景もあながち的外れでははなかろうと。こういう試行錯誤は、経済学の専門家からすれば、アタリマエのことなんだろうか。

ここにきて、また中国の現状を見たくて中国通で現地に友人知己の多い、高校時代の朋友に連絡したなら明日から福建省に行くけど、7、8月は忙しいから相手はできんと言われてしまった。まぁ、過去一緒に行ったことはないが、手配だけはしてもらったことがある。ということで、出掛けようと思っている。中国関連で出てくる数字がピンとこないので、現地に行きたい。

本日は日経CNBCの夕刻生番組「デリバティブ・ワールド」にて中国のことを語ったが、要点は押さえたので問題はないが、やはり時間が足りない。

話は変わって、これは先週金曜日にラジオNIKKEIの大橋キャスターからもらったスカイツリーみやげのチョコ。抽選に当たったとのことだが、報道ではすでに550万人が訪れたということではなかったか。・・・・って、タワーに上った人数ではないよね。こういうのも珍しいのは今のうちだよね。


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2 コメント

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Unknown (こがねむし)
2012-06-26 07:11:35
有人飛行ドッキングと深海調査の記録更新は、民間レベルでの品質管理とギャップが大きすぎて、どうもピンときません。
金と人材の集中ということなのでしょうが、日本のメーカーはまだまだ強いように思います。
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そうでした ()
2012-06-26 20:22:26
こがねむしさんは、現地在住でしたね。「民間レベル」とのギャップ・・・・同感です。

つねに何らかの花火を打ちあげていないと維持できないんでしょうね。
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