亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

トランプ劇場は続くよ日替わりで

2018年07月25日 23時00分16秒 | 金融市場の話題
相変わらずの連日のトランプ劇場。今週最大の注目経済指標は米4-6月期GDP速報値。よく知られているアトランタ連銀のGDP・Nowの18日時点の予想値は4.5%成長と、市場予想の4.1%の上を行くもの。欧州も中国も日本の減速傾向が高まっている折でもあり、まさに“独り勝ち”状態。リスクオフ・センチメントの高まりの中でも、スイスフランや日本円、はたまた金などお呼びなしでドル、米債に資金が集まるのは、むべなるかな・・・・。

そのGDPの発表を間近に控えた現地時間の24日の午前に「Our Country is doing GREAT. Best financial numbers on the Planet. Great to have USA WINNING AGAIN!」とのトランプ、ツィート。「地球上でもっともいい数字」とは、発表されるGDPのことですかね???という感じ。

5月だったか、雇用統計の発表直前に前夜にブリーフィングを受けた内容に基づきツィートしてひんしゅくを買った経緯があるだけに、思わず、なぬ!!!状態。あの時は、事前に情報を知る立場にある自分を自慢したいのか何なのか、これでは何処かの誰かが事前に情報を手にして、先回りで動き、利益を手にしているのだろうと少なからぬ人々が思うはず。「信頼性」をむしばんでいる意識は本人にはないのだから、虚しさが漂う。今回はどうか。

そして笑うというか、呆れるというか、日本時間の今夜『金曜日発表のGDPは印象的なものになると予想している「クドロー国家経済会議(NEC)委員長・・・大統領経済顧問」』だと。そうですか、そうですか。わかりました。ようござんすね。



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