亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

1200ドル大台回復

2014年11月18日 23時30分29秒 | 金市場

NY時間外のアジアの終盤からロンドンの早朝に掛けて始まったショート・カバーの動きは、また一区切り10ドル幅の上昇をもたらし、結局1200ドル大台回復を見ることになった。先月10月30日以来のこと。ウクライナ東部で再び緊張が高まっていることや、ドイツの景況感(ZEWが11月に大きく回復していた(前回マイナス3.6から11.5)ことから、ドルがユーロに対して弱含みの動きに。そのタイミングでカバーが入り買戻しの連鎖。1200ドル手前には、売りが控えていたが、それを消化しての上昇。NYに入り逆に売り優勢の動きに転じている。

ところで、最近は気に掛ける関係者が少なくなってしまったが、11月14日の届け出によると、9月末の時点でジョン・ポールソンのヘッジファンドPaulson&Coは、金ETFの最大銘柄「SPDR ゴールド・シェア」の持ち分をそのまま保持していることが判明。6月末時点と変わらずの約32トン保有(1020万株)。ジョージ・ソロスはカナダの大手金鉱山バリック・ゴールド株を手放し、その他金鉱山株ETFも売却していた。


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1 コメント

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Unknown (fairlane)
2014-11-20 00:40:05
現物ETFと鉱山株は投資の方向が同じではないでしょうからよろしいのではないでしょうか

日本価格が上昇してますが、米ドルの信用不安原因どころか、自国通貨安に依る上昇だからおもしろいやら、泣けて来るやら 黒田さんがオスプレイの操縦桿を握ることとなるとは

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