NY時間外のアジアの終盤からロンドンの早朝に掛けて始まったショート・カバーの動きは、また一区切り10ドル幅の上昇をもたらし、結局1200ドル大台回復を見ることになった。先月10月30日以来のこと。ウクライナ東部で再び緊張が高まっていることや、ドイツの景況感(ZEWが11月に大きく回復していた(前回マイナス3.6から11.5)ことから、ドルがユーロに対して弱含みの動きに。そのタイミングでカバーが入り買戻しの連鎖。1200ドル手前には、売りが控えていたが、それを消化しての上昇。NYに入り逆に売り優勢の動きに転じている。
ところで、最近は気に掛ける関係者が少なくなってしまったが、11月14日の届け出によると、9月末の時点でジョン・ポールソンのヘッジファンドPaulson&Coは、金ETFの最大銘柄「SPDR ゴールド・シェア」の持ち分をそのまま保持していることが判明。6月末時点と変わらずの約32トン保有(1020万株)。ジョージ・ソロスはカナダの大手金鉱山バリック・ゴールド株を手放し、その他金鉱山株ETFも売却していた。
日本価格が上昇してますが、米ドルの信用不安原因どころか、自国通貨安に依る上昇だからおもしろいやら、泣けて来るやら 黒田さんがオスプレイの操縦桿を握ることとなるとは