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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

戻り高値更新への必要条件

2012年08月29日 20時52分33秒 | 金市場
週末のジャクソンホールでの金融シンポジウムへのドラギECB総裁の参加が多忙を理由に取りやめが発表された。8月の定例理事会後の記者会見で「数週間以内に」詳細を詰めると表明した国債買い取りなどの方針の準備と見られている。優先順位の高いのは、言うまでもなくこちら(理事会)だろう。発表後に、市場が9月6日のECB理事会に対する期待を高めたのはわかる。しかし、バーナンキ議長としては、この機会を利用して意見交換というか双方の腹の内を確認しておきたかったことだろう。国債買い取りに反対のバイトマン独連銀総裁はシンポに参加予定。

この週末のバーナンキ発言への関心は、各市場横断的に高いのだがやはり金市場が最右翼という感じ。内容は先日のFOMC議事録要旨以上でも以下でもないというのが一般的な見方。まぁ、あの内容はかなり“強いスタンス”といえるわけだけど。中銀としての政策スタンスなどを議論する場とされるが、米国固有の「財政の崖」に象徴される財政支出の問題に言及との見方もある。・・・であれば大恐慌時代の経過などにも触れるのかな?いずれにしても、QE3+「米国財政問題への市場の関心の高まり」が、金の戻り高値更新の必要条件と見ている。

昨夜は、お台場の東京ビックサイトの一角ファッション・タウンでのセミナー。終了が8時で質疑応答があって、その後短い間だったが懇親会という流れ。名刺交換と軽い会話程度で終了時間となった。金融全般への関心は高い。

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