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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

「昨年同様、年末の200日線割れ」

2012年12月20日 23時40分40秒 | 金市場
金市場に今夜も魔の時間帯がやってきた・・・・・というのも、このところNYフロア取引の時間帯になると決まって売り物が出されズルズルと値を消すパターンが続いているからだ・・・・と思っていたら、やはり売り物が出て日本時間の20日午後22時40分だが1660ドルを割れてきた。テクニカル上の節目の200日移動平均を割って下げ幅が拡大している。

19日は「崖」問題について前日までの楽観的見通しが後退した。共和党ベイナー下院議長が提案したブッシュ減税打ち切りの層を年収100万ドル超に限るという「プランB」を20日にも下院で採決し、成立する見通しが伝えられる一方で、成立してもオバマ大統領は拒否権を行使する意向と伝えられ前日急騰した株式市場は反落に。「崖」回避の合意の見通しが高まり売られたとロイターなどが伝えた金は、合意が遠のく中でもやはり売られ、リスク回避の売りが濃厚に。しかし、本日フロア取引開始以降の売りもきつく、これを書いている間に1652ドルほどまで売られている。

今年の5月の中旬から下旬にかけて1520~1530ドルのラインの攻防戦が何度か繰り返され、結局そこは維持されたのだが、いまだその水準から100ドル高いとはいえ、金融環境としては当時よりいいはず。昨日も書いたが、昨年も年末にかけて下げがきつかったが12月14日に本日と同じように200日線を割れるということがあった。この時は総投げで結局前日比76.20ドルの大幅安で取引を終えた経緯がある。したがって年末の200日線割れは、ひたすらプログラムのヒットが続き下げが拡大する可能性がある。

テクニカル系ではこれでもう100ドル下を見る向きも出てくるだろう。しかし、既に名実ともに売られ過ぎ状態。11月の大阪のセミナーに参加されていて、ここでも取り上げた80歳代にしてRSI(相対力指数)にて売買され成果を上げている方がいたが、ドル建てでは30割れかな。

報道に詳しいが、21日はマヤ暦で運命の日とやらで海外では結構な騒ぎになっているところも。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (fairlane)
2012-12-21 01:25:43
やはり売られたか・・ 今ナイヤガラ状態です。
11月2日の感謝祭の急落の際に、ここのコメントでクリスマスに売られるのでは、と書きましたが、その通りになりました。まともな市場参加者はもうクリスマス休暇なんですよね ところが首の寒いディーラーががんばってここぞと稼ごうとするんで、こうやって売り込まれる。
取り組み見てると、これはクリスマス休暇明け狙われるのではないかな?

マヤ暦はなんなんでしょうね? 新約聖書の「ヨハネの黙示録」のような黙示文学皆知ってるだろうに、なぜひっかかる?と ニューエイジ思想のような人が大騒ぎしてるのかなと

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ユーロドルと連動していません (高橋)
2012-12-21 04:31:04
不思議な事にユーロドルとほとんど今は連動していないです。
NYと東京ではチャートの形が違うので、NYと近似するためこれからドル円が下がるのではないかと思います。
NYのRSIが低いので拡大フラットで1760ドル以上に急騰する可能性もあります。
ですが、拡大フラットは結局その後急激に反転していまいます。
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1360ドルだそうです (高橋)
2012-12-21 19:51:56
米国プロの波動論理によると1360ドルまで調整あるようです。
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