北朝鮮トップの死亡報道。本日は、自前のセミナーの昼の部が14時開始でそろそろ会場に出る準備をしようとしていた時にニュースが入った。少ししてある通信会社の馴染みの記者氏から金市場への影響ということ電話をもらったが、「(影響は)ないでしょう」・・・と。もともこうした(政治的)「有事」への金市場の反応はあったとして、その“賞味期限”は短いというのが通り相場。事態を市場はドンドン織り込んでいくのだが、その影響程度が世界経済にどの程度のダメージをもたらすのか否か、ということに集約される。お昼にもたらされたニュースは、足元の環境から「有事の金」ならぬ「有事のドル」ということで、ドル高の中で一時的に金売りをもたらした。北朝鮮の国内情勢は不明だが、結局は中国の出方ひとつということか。
ところで、本日の昼の部で14日夜の部に続き、セミナー(勉強会)を終了しました。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。いつものことながら、話ながら2時間では時間が足りないということを感じた次第。とくに1971年の金本位制廃止以降のここまで40年の国際金融の経緯に触れるとなると、金市場の需給だけでも時間の掛るところを、さらに時間の掛ることは承知とはいえ、そうした流れで見ないと読めないと思っております。改めて機会を見つけて、折に触れ取り上げたいと思っています。それにしても難しい時代に入りました。
最近は変数が多くて相場を読むのも大変です。
セミナーも2時間では先生も話しきれませんね。お疲れ様でした。
来年も田舎から出て参ります。期待しております。
新刊本は対談形式でとても読みやすくて内容も豊富。しっかり勉強します。