日本時間の昨夜24時に発表されたコンファレンスボードの2月の米消費者信頼感指数が、市場の予想を大きく下回り前月の56.5ポイントから46.0へ急落。10ヵ月ぶりの水準すなわち昨年4月の水準に戻ってしまうことに。高止まり続く失業率、下げ止まらない住宅価格、このところの株価の調整が結果に影響したとされる。この指数、景気の先行きに対する消費者の懸念の度合いを表しており、必然、指数の悪化は将来の個人消費の悪化を示唆するとされる。だから株価(ダウ)は100ドル超下げた。
このところの市場への影響の表れ方として難しいのは、そのままドル売りの材料になりにくいということ。反対側のユーロ圏が問題を抱えて右往左往状態ゆえに、相対的にドルは水準を維持する。結局それよりも、投資家はリスク資産から資金を引き揚げるという動きに出るため、株式市場も商品市場も一斉に売られることになる。リスキーと思われる資産を売却し、米国債など比較上“安全”と見られているものにシフトする。
「Safety Asset(安全資産)」と呼ばれる金だが、にもかかわらずリスク回避行動のなかで「リスク資産」と目され売られる。どちらがホントウの姿なのか。それはどういう形で金を保有しているのかということと投資家のスタンスにより決まるといえる。レバレッジの利く先物取引利用の金購入は、知られるように「ハイ・リスク、ハイ・リターン」の取引ゆえに、金ではあるがリスク資産と見なされよう。一方で中長期のスタンスで、地金や投資用金貨また金ETFを保有する場合は、長い時間軸のなかで信用リスクのない「安全資産」として特性に着目しての保有と見なせるだろう。結局、リスク資産と見なされて売られる際は、先物の買い建て玉の減少が目立つ下げになるように思う。
本日は、午後いっぱいを掛けた「ゴールド・アドバーザー」の研修会。もともと狭い会場は、補助席まで出して対応する状況だった。広告効果もあってか純金積立の加入者も増えているが、国内金先物で運用する投信の発売が開始されるなど、海外に比べ金に対し意識レベルの低かった日本の状況も変わりつつある。
このところの市場への影響の表れ方として難しいのは、そのままドル売りの材料になりにくいということ。反対側のユーロ圏が問題を抱えて右往左往状態ゆえに、相対的にドルは水準を維持する。結局それよりも、投資家はリスク資産から資金を引き揚げるという動きに出るため、株式市場も商品市場も一斉に売られることになる。リスキーと思われる資産を売却し、米国債など比較上“安全”と見られているものにシフトする。
「Safety Asset(安全資産)」と呼ばれる金だが、にもかかわらずリスク回避行動のなかで「リスク資産」と目され売られる。どちらがホントウの姿なのか。それはどういう形で金を保有しているのかということと投資家のスタンスにより決まるといえる。レバレッジの利く先物取引利用の金購入は、知られるように「ハイ・リスク、ハイ・リターン」の取引ゆえに、金ではあるがリスク資産と見なされよう。一方で中長期のスタンスで、地金や投資用金貨また金ETFを保有する場合は、長い時間軸のなかで信用リスクのない「安全資産」として特性に着目しての保有と見なせるだろう。結局、リスク資産と見なされて売られる際は、先物の買い建て玉の減少が目立つ下げになるように思う。
本日は、午後いっぱいを掛けた「ゴールド・アドバーザー」の研修会。もともと狭い会場は、補助席まで出して対応する状況だった。広告効果もあってか純金積立の加入者も増えているが、国内金先物で運用する投信の発売が開始されるなど、海外に比べ金に対し意識レベルの低かった日本の状況も変わりつつある。
この内容を知る必要がアル。
ユーロ崩壊を視野に入れるべきである。
そのとき激変するが、負債(資産)の処理がどのような形になるかだろう。
えげつないから、金を売らざるを得ないようにして、下げて、そのまましばらく維持して、その後、金の役割をということになると仮定したら、現金紙幣が必要となる。
我国は円と、ドルで、そのときドル高へとすすむだろう。
其れが一つの予測である。
PIIGSのソブリンリスクといっても、GDPの規模はユーロ圏全体で見てそれほど大したものではない。
ユーロ信用の問題は、結局ドイツがPIIGS支援について国民を納得させられるかどうかの問題なのだが、そもそもドイツはフランスと並ぶ思惑あってのユーロ主催国なのだから、支援するしか選択肢はない。ユーロ問題を契機にEUのガバナンスは強化され、ユーロは寧ろ強くなるんじゃないでしょうかね。
ユーロが崩壊するのなら、カリフォルニア等財政危機の州を多く抱える合衆国のドルも崩壊でしょう。またドルやユーロ以前に、一番問題なのはポンドでは?
PIIGSのソブリンリスクといっても、GDPの規模はユーロ圏全体で見てそれほど大したものではない。
いつまで国民が耐えられるかということで、経済の状況カラでは判断できない。
経済は連鎖だから、である。
いずれにしてもシステマチックに起きるとは見ているが、予測が立たないのが実情である。
>ユーロ問題を契機にEUのガバナンスは強化され、ユーロは寧ろ強くなるんじゃないでしょうかね。
この可能性もあるが、要するに働かない人に金をくれてやるという話だから、その金の負担がつずかないから、たぶん堪えられないか、逆に援助を打ち切るが先かだろう。
個人的には自国の状況を考えて、用心したほうがいいと思っている。
当たり前のことだが。