今週22、23日に予定されている米中間の次官級通商協議を前に、先週末17日のNY時間の午後に流れたのが「この秋にも米中首脳会談を模索」との報道。このニュースに市場センチメントはリスクオフからオンに傾き、為替市場ではドル指数が13ヵ月ぶりの高値から下落。売りが先行する保ち合いでの推移となっていた金だったが、このニュースを受け買戻しの動きに転じることに。ニュースが伝わったのは通常取引が前日比0.20ドル高の1184.20ドルで終了した後のこと。ファンドのショートカバー(空売りの買戻し)と見られる買いに、水準を切り上げプラス圏に浮上。そのまま1191ドル台で週末の取引を終了した。
引け後に発表されたCFTC(米商品先物取引委員会)のデータ(8月14日時点)では、予想通りショートはさらに増え、5週連続で過去最高を更新。グロスで670トン(オプション取引を除く重量換算で)に(小数点以下切り捨て)。その結果、ロング(買い建て、658)を上回るネット・ショート(売り越し)状態になったことが判明。規模は11.4トンと小さいものの、手元のデータでは2002年8月13日以来16年ぶりのこと。
当時は取組も14万4723枚(1枚=100オンス)と小さく、(1.5トンの)ネット・ショート状態も1週のみで終了となった。ちなみにショートの規模は48トンだった。足元の670トンの規模は破格のものと言えるが、この間の金融市場の肥大を考慮すれば不思議ではない。先週の金市場は、週後半に安値を見ているので、さらにショートが膨らんだ可能性は否めない。
先週末と同じことを書くが、先物市場ゆえに空前の規模に膨れ上がったショートは、“買い予約”が溜まっていることを意味する。ロングに関しては、一定の資金を金に投じている投資家によりロール・オーバー(乗り換え)で保持されているものが多いと思われ、この先、売り戻されるものは少ないと見られる。
引け後に発表されたCFTC(米商品先物取引委員会)のデータ(8月14日時点)では、予想通りショートはさらに増え、5週連続で過去最高を更新。グロスで670トン(オプション取引を除く重量換算で)に(小数点以下切り捨て)。その結果、ロング(買い建て、658)を上回るネット・ショート(売り越し)状態になったことが判明。規模は11.4トンと小さいものの、手元のデータでは2002年8月13日以来16年ぶりのこと。
当時は取組も14万4723枚(1枚=100オンス)と小さく、(1.5トンの)ネット・ショート状態も1週のみで終了となった。ちなみにショートの規模は48トンだった。足元の670トンの規模は破格のものと言えるが、この間の金融市場の肥大を考慮すれば不思議ではない。先週の金市場は、週後半に安値を見ているので、さらにショートが膨らんだ可能性は否めない。
先週末と同じことを書くが、先物市場ゆえに空前の規模に膨れ上がったショートは、“買い予約”が溜まっていることを意味する。ロングに関しては、一定の資金を金に投じている投資家によりロール・オーバー(乗り換え)で保持されているものが多いと思われ、この先、売り戻されるものは少ないと見られる。
金はテクニカル的には買い?でも度胸が要りそう…
ちょうどこんな記事を見まして これだけのショートを積み上げたのはトレーダーなのかプログラムなのか。。 ロングはトレーダーのみでしょうが。。
あと10年ですべてAIが判断する市場になるのでしょうかね
対して中国は、過去9年にわたり国家主導で“金の取り込み”を行ってきた経緯があります。したがって中銀や国有商業銀行保有の金は売らないと思います。
一般国民の中に利食い売りする動きはあるでしょうが、基本的に人民元に信頼を置いていないことから、一般の売りがどんどん広がることも考えにくいです。