金融市場の混乱と海外の経済成長が遅いことに懸念を表明したFRB。
昨年12月の会合で、目標水準を満たさず、さらにその達成見通しも確たるものでないインフレ率の低迷をたてにした反対論を説き伏せて見切り発車のような形で踏み切った利上げ。全会一致は、9年半ぶりの利上げを波乱なく実施するための必要条件ということのようにみえた。
昨日はここに、それだけに前回会合から6週間しか経過していないタイミングでは、「世界の経済・動向」への言及はないものと見ているとした。したがって今回の声明文は私としては意外性があり、「ハト派」的声明文であったと思います。
しかし、株式市場と金市場の反応は異なるという分裂状態。3月は確かに否定されず今回の内容でも年内4回の利上げはあるとの判断を変えないところもありました。あるいは、株式市場はそうしたハト派的内容の先にある減速を察知して先取りで下げたという解釈もできます。
市場の迷いはFRの舵取りの迷いを映すという側面があるのかもしれない。
もともと指標次第ということは繰り返してきており、確たる道筋はないのですが。。。
米12月の耐久財受注が発表された・・・・悪い。米10年債、勢いよく2%割れ。