モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

山納めに太平山へ。(2018年11月18日)

2020年12月01日 | 太平山/秋、冬

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

10月21日に和賀岳(記録はこちら)に登った後は、
低山や1000m超でも標高差の少ない山(⇒ 姫神山)ばかり続いている。

今年の山納めは少し歯ごたえのある山にしようと思い、太平山奥岳(1170m)にした。
ここは近場ながらもしばらく登ってなかった。


2018/10/18 秋田市郊外から見た太平山の山なみ 



登ったのは、11月18日。登山口は旭又から。

今回の非合法マップ



今回、上りはまだ歩いたことの無い宝蔵岳コース、下りは一般的な御手洗コースを使うつもりで、
出発したが、いきなりアクシデント。

すぐ近くを流れている川(赤倉沢)の水量が少なかったので、渡渉しようとしてみごとに失敗。
転倒してしまい、はずみで腕時計のバンドが切れて吹っ飛ばす
(さいわいにも後で回収出来たし、怪我も無かった)。

それに懲りて迂回して渡ったのが、
赤倉沢にかかるこの橋(↓)。今後はこういうことをしないよう自戒の意味で敢えて掲載。


赤倉沢にかかる迂回路の橋                        旭又沢にかかる二番目の橋
 


まっすぐ御手洗コースを行けば、まだしばらく緩い道が続き、もうひと橋渡るが、
今回は宝蔵岳コースなので三番目の橋は渡らない。

宝蔵岳コースはいきなり急登だった。


宝蔵岳コースへの分岐                              いきなり急な登り
 



その後は少し緩やかになるが、林の中の登りが続く。

林の下にはオオイワウチワの群生が。春の開花期に来たらみごとだろう。


 


突然、おやっと驚くほど平坦な場所に到着。

天然スギの巨木がいっぱいなのに、林内は不思議と明るい。どうやらここは二重山稜の窪みのようだ。




この前後で見かけたユニークな樹木たち。

ブナとスギの合体?樹                            みごとな天然スギ 

 



イノシシか貴景勝みたいなスギ 




これは倒木だが、なんか龍の頭のように見えて不気味だった。




・・・とここまではまずまずの天気だったが、
軽井沢稜線のブナ林に入った途端、ガスに包まれる。そして上から落ちて来たものは雨ではなく雪だった。
一時、降りがひどくなり、宝蔵岳から先の稜線では見通しがさっぱり効かなくなった。

急な降雪                                 難所、弟子還の鎖場

 



鎖場は三箇所ほど有った。ストックを収納し、軍手をはめて慎重に対応。ズシリと重たい鎖だった。


もうすぐで奥岳山頂。鳥居が見える。                        奥岳山頂
 



山頂に着いたら、パタッと雪は止み、次第に晴れて来た。

しばし山頂からの眺めを。

奥岳山頂から、来し方を振り返る。中央のピークが弟子還岳。



男鹿半島の眺め



山頂の霧氷 




ブナに覆われた御衣(みそ)森(1000m)。うぶ毛に包まれた鳥の雛を連想した。



 

遠くの森吉山は雲に隠れていたが、既に冠雪していた。

 

 

今回は上りが宝蔵岳コース、下りは一般的な御手洗コースを使うつもりだったが、
急遽、宝蔵岳コースをまた下ることに変更した。

変更した理由は、上りの時、降雪でマッタク見えなかった弟子還付近の風景を眺めたかったから。
下りは天気が持ちそうだった。

弟子還岳から奥岳山頂を振り返る。

 


弟子還岳から主稜線を眺める。手前から宝蔵岳、剣岳、鶴ヶ岳、中岳、前岳。

 



弟子還から下を見下ろす。
 



降りたばかりの弟子還の岩場を振り返る。 

弟子還の岩場は何ともおどろおどろしい様相だった。




弟子還岳を振り返る。




宝蔵岳からは緩やかな軽井沢尾根を下って行くが、ここからはしばらくの間、綺麗なブナ林が続く。

落葉した梢は霧氷でもないのに眩しいほど白かった。

軽井沢稜線のブナ林

 



こちらはたぶん赤倉岳(1083m)。ブナの毛布を被ったみたいだった。




この後は前半で報告した樹木たちと再会。旭又へと下って行く。


以上。




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4 コメント

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海の好きな60代の暇人です (鈴木)
2020-12-01 12:24:36
おはようございます
ブログ拝見してます
素敵な画像ですね
最高のブログだと思います
返信する
鈴木様へ。 (モウズイカ)
2020-12-01 14:03:36
コメントありがとうございます。お褒めいただき恐縮です。
20年以上前からやっていたホームページのサーバー割り当て容量が満杯近くなりましたので、
今年一月からこちらのブログのお世話になっております。
ブロガーとしては未熟ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
おはようございます (ミルク)
2020-12-02 09:27:38
このコースを、一度だけ登ったことありますが、いきなりの急登で、
足が止まりそうになり、もうダメだと思いました(^-^;
この時期は、このような風景だったんですね~素晴らしいです。
モウズイカさんは、前岳~奥岳~縦走した事はありますか?

返信する
ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2020-12-02 09:55:48
コメントありがとうございます。
お恥ずかしい話ですが、前岳はまだ登ったことが無いです(昔、女人堂までは行きました)。よって縦走もありません。いつもマイカーで単独行なので登り口と下山口が異なることの多い縦走は難しいです。しかし中岳くらいまではいつかピストンで行ってみたいものです。
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