モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

姫神山と鞍掛山/岩手山展望。(2018年11月3日)

2023年11月11日 | 岩手山と姫神山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

11月3日は、岩手の姫神山に行ってみた。

花も紅葉も終わった姫神山に何故今頃、登るのか。
目的は、雪姿になった岩手山を眺めるため。

岩手山の展望目的で姫神山に登るのは今回で二回目。
最初は今年5月12日だが、この時は靄のせいで不発に終わった(記録はこちら)。

今回はそのリベンジ。天気予報では快晴とのこと。
出来たらモルゲンロートも見たいと思い、自宅を午前2時半に出発したら、

こわ坂ルートの登山口には5時ちょっと過ぎに着いてしまった。
真っ暗な登山口で夜明けを待ち、6時ちょうどに歩き出す。
こわ坂コースは登り始めに伐採地を通る。
ここから岩手山がよく見える。
以下の写真四枚は歩き出してわずか10分後の伐採地で撮ったもの。


こわ坂ルートから岩手山のモルゲンロート



こわ坂ルートから岩手山のモルゲンロート



こわ坂ルートから岩手山のモルゲンロート



八幡平も赤く染まっていた。




モルゲンロートを堪能した後は、寒々とした樹林帯をひたすら登る。

ここにはもはや花も紅葉も展望も無い。樹木の種類も植林したカラマツ以外はミズナラ、カバノキなどの
雑木ばかりで、
ブナやスギの多い秋田の山とはだいぶ雰囲気が違う。
今日は無風だったが、もし風が吹いてたら、風邪の又三郎が出て来そうな場所だった。
 
雑木林の登り                                         ホオノキの落果
 


今日のこわ坂コース、登山者は我独り。

上の方に行くと霜が降りていた。滑って手をつくとやはり冷たかった。




山頂が近づくと露岩が少し。                            姫神山山頂標(1124m)
 


山頂に着いたら、田代コースから来られたというご夫婦が居られた。

岩手山をバックに撮影の真っ最中。ここから眺める岩手山は本当に素晴らしい。
その姿は一見、シンプルな富士山型に見えるが、過去には大規模な山体崩壊と山体形成を何度も繰り返し、
現在の姿になったと聞く。

姫神山頂からの岩手山をアップで。



バックに八幡平の連峰を従えた岩手山の大観。



岩手山の左側には、秋田駒ヶ岳や笊森山、乳頭山が連なる。




和賀岳や雫石盆地方面を望む。

残念ながら、今日は鳥海山は望めなかった。




東側、北上山地を望む。

雲海の有る辺りは本州で最も寒いと言われる薮川地区だろうか。




下山はクルマを置いてある関係上、こわ坂コースをそのまま降りる。この時は数名の登山者と交叉した。

なお肝心の姫神山の姿は下山後、初めて見る。


下山後、山麓から眺めた姫神山。



姫神山から降りた後は、例のごとく時間が余った。
このまま秋田に帰るのも勿体ない。近場で岩手山の見える山にもうひと登りすることにした。
三石か、鞍掛かで迷ったが、紅葉がまだ残ってるだろうと鞍掛山に決定。

国道4号線を分れ南まで南下、津軽街道に乗り換えて今度は北上、
まもなく県道278号線に入り、西進。
相ノ沢牧野手前付近から岩手山を仰ぐ。

ちょっとわかりにくいが、左手前の台形の山が鞍掛山。



相ノ沢キャンプ場付近から鞍掛山を望む。



こちらのお山は前回同様、ハイカーが多かった。

期待していた紅葉はほぼ終わっていた。

カラマツ林                                    ミズナラの残紅葉
 


中腹より上は裸木ばかり。それでも十分綺麗だった。
落葉したミズナラ林の小道   滑らかな幹はブナの木だった。

 

裸木ばかりの林の中に一本だけ、紅葉したカエデが有った。
みんな立ち止まり、感嘆していた。




山頂が近づくと、ダケカンバが多くなる。青空をバックに白い枝や幹が眩しかった。
 
ダケカンバの梢                                 ダケカンバの幹。
 


樹皮は剥げやすく、近寄ってみるとブサブサだった。

もうすぐ山頂。

早池峰山



午前中、登った姫神山が見えた。




鞍掛山山頂から岩手山を見上げる。




以上。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久しぶりの法体滝(2023年10... | トップ | 令和五年の小さな紅葉狩り(2... »

コメントを投稿

岩手山と姫神山」カテゴリの最新記事