(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
極めて個人的な話で恐縮だが、退職直前の11月になって、
或る御方から踏切を通過する秋田新幹線こまちを撮って欲しいとのリクエストがあった。
今まで私が撮った写真と言えば、山と花ばかりだが、ときどき勤務先駐車場からこまちを撮っており、
それを秘かにfacebookにアップしていることをご存じでリクエストされたようだ。
或る御方の話では、新幹線は高架の上を走るものであり、高架上には踏切が無い。
しかし秋田新幹線は盛岡~秋田間は地面を走るので、あちこちに踏切がある。
踏切を通過する新幹線の写真を見せて、皆をアッと言わせたい。
学会の発表に使うスライドにその写真を混ぜて見せようかなと・・・」。
ちょっと面白い企画なので乗ってみることにしてみた。
てなわけで、まずは自宅近所(クルマで5分程度)の踏切でチャレンジしてみた
が、踏切周辺の景色が雑なので、個人的にはイマイチの感想。
日を変えて、仙北市まで出かけ、田園地帯の踏切を通過するこまちを撮ってみた。
同じ踏切で午後に撮影。
隣の踏切に移動して
なんだ。これだけか。と言われそうだが、
秋田新幹線は仙台以南の東北新幹線と違い、一時間に上下合わせても二本しか走らない新幹線であることを言い添えておく。
したがってこれだけを撮るのにも(-_-;)けっこうな時間(+待ち時間)がかかっている。
仙北市まで出てきて、折角なのでリクエストには無かったが、自動車と並走するこまちも撮ってみた。
国道46号線は思った以上に交通量が少なく、こまち通過時でも車無しの時が圧倒的に多かった。
よってここの並走こまちは踏切こまちよりもはるかに難易度が高いことがわかった。
以前、こまちに乗っていて、この場所で佐◎急便トラックと並び、追い越されるという珍しい経験をしている。
今回も同じようなことを期待していたが、そんな場面に遭遇し、しかも写真に収めることは天文学的確率、
生きてるうちには二度とないことだろう。
この日は県境を越え、雫石まで走ってみた。
こういう風景を見るとユーミンの「♪緑の街に舞い降りて」が浮かんでくる。
秋田には無いロマンチックな風景だ。
雫石町にもこまちのよく見える踏切があるが、今回は山や牧野ばかり見て、踏切こまちは撮らなかった。
雫石町から岩手山を望む。
田沢湖町に戻って秋田駒ヶ岳。
話はガラリと変わり、私はあと数日で出勤しなくなる。
11月14日(月)はよく晴れた。明日から引き継ぎで忙しくなるので、今日のうちにオフィスからの眺めを撮っておく。
東側の窓からは太平山。
南東側を望む。左のタワーはNHK秋田放送局。
西側はJR秋田駅を見下ろす。
そして愈々最後、11月18日。この日もよく晴れた。
会社の皆様には長い間、お世話になった。ありがとう。
こまちを此処から見るのはおそらく今日が最後だろう
(と同時にこれからは乗る機会もほとんど無くなるだろう)。
今日は珍しく新幹線E926形電車、East i(イーストアイ)も見られた。
以上。