ドイツから帰国するとかならず聞かれること。
「ソーセージおいしかった?」
かくいう自分も、ドイツに行く前は、食事はソーセージとじゃがいもばっかりだと思い込んでいた。
が、実際は、ドイツ人はそんなに毎日ソーセージばかり食べているわけではない。
そりゃそうだ。
日本人は、毎日、寿司を食べているわけではない。
ここで少し、今回の研修中に食べた料理をご紹介。
研修初日 9/15のお昼に食べたのがこれ。
なんと、餃子。
ドイツ語では、Maultasche(マウルタッシェ)。
なんでも、昔、宗教上のきまりで金曜日は肉を食べてはいけない日だったのだが、
どうしても肉を食べたくなった人が、パスタ生地に包んで隠して食べたのが始まりだとか。
食感は、焼き餃子というより水餃子。
中はぎっしりと詰まっているので、結構ボリュームがある。
南ドイツの郷土料理の1つ。
後から知ったのだが、中身の緑色はほうれん草だったらしい。
偏食の自分は、先に知っていたら、食べられなかったかもしれない……。
翌9/16のお昼はこれ。
南ドイツの家庭料理の定番、ケーゼシュペッツレ(Käsespätzle)。
通訳の方は、チーズ麺と紹介していた。
ちなみにケーゼとはチーズのこと。
麺といっても、スパゲティのようなロングパスタではなく、フジッリのようなショートパスタ。
食感はとても柔らかく、上にのったタマネギがアクセントになって、結構おいしい。
が、1/3も食べると結構飽きてくる。
ふと、向かいの席のドイツの森林作業士を見ると、塩とペッパーを大量にかけて食べている。
なるほどと真似してみると、ちょっと重く感じ始めてたチーズの味が、スッキリして食べやすくなった。
が、1/2も食べると、箸が止まる。(正確にはフォークだが……)
そして、気がつく。
これは明らかに量が多い。
初日の昼から気がついてはいたが、ドイツの食事のボリュームは半端ない。
実は毎食、食べきれず残してしまっている。
だが、ドイツ人は、いともたやすく平らげている。
こういう食事であのゴツい体格がつくられているんだな、と納得。
そして3日目。9/17のお昼はこれ。
またチーズかよ……。
つづく