里の家ファーム

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人類を救う 豆

2016年12月05日 | 野菜・花・植物

「食べ物通信」12月号より

2016年は国連の「国際マメ年」です。
今後、地球は人口爆発によって食糧難に陥るだろうと予測されています。
このような現状の中で、持続可能な食糧生産の一環として豆類が注目されています。
豆類は栽培に畜産のように大量の水を必要とする事もなく、長期保存が可能で、良質のたんぱく源です。
近年、肉の摂取が増えていますが、世界保健機構(WHO)は、肉の発がん性を指摘しています。
わが国では古来から、豆類をさまざまな形で食べてきました。
わたし達の健康にも、地球の健康にも良い豆を、もっと気軽に食卓に取り入れてみましょう。

豆が果たしている役割
1 飢餓の改善
2 健康増進
3 水資源の節約
4 持続可能な農業(土地の肥沃化)
5 重要な栄養供給源
6 貧困層への経済的寄与

以下、関根佳恵(愛知学院大学准教授)「国際マメ年を振り返って」より抜粋

豆は、植物性たんぱく質のほか、ビタミンなどの微量栄養素の供給源として優れています。食糧保障の点では、乾燥させれば長期保存できるので、食料ロスも少なく、飢餓の撲滅に貢献します。
 また、動物性たんぱく質と比べて低価格であるため、低所得者の重要なたんぱく源になります。さらに、豆は世界で数百種類が栽培され、各地の多様な伝統的食文化に根付いてもいます。

持続可能な農業の点からみると、豆には土壌根粒菌による空中チッ素の固定作用があることから、土壌の肥沃化、肥料の省力化につながります。

豆の生産量は過去10年間に世界全体で20%増加しているにもかかわらず、動物性たんぱく質に対する需要の高まりから、豆の消費量は先進国、途上国とも減少しています。

 日本国内では、豆類の作付面積と収穫量は1950年をピークに減少しており、輸入品に大きく依存するようになっています。


 

(日本の食糧自給率は、カロリーベース総合食料自給率で39%(平成26年(2014年)度)、豆類にいたっては10%です。食料なんて輸入すればいいのでしょうか?自国民の食を他国に任せていいのでしょうか。日本は世界中から食料を集めてきます。貧しい国の人たちから食料を金で奪い取ってきています。考えてください。)