カップ野菜で、楽しいキッチン菜園! 親子で始めるかんたん野菜づくり
ヘルシーな野菜好きの女性たちの間では、プチ野菜づくりがブーム。庭でガーデニングもいいけれど、都会暮らしなら、キッチンや室内でも十分楽しめるカップ野菜もおススメ。
とくに夏に向けて今は、ベビーリーフなどの種まきにもちょうどいい季節。カップのアレンジも、子供の絵を描いたり、シールを貼ったり、いろいろ工夫すれば子供と一緒に野菜の成長を楽しむ食育にもなります。さっそく身近なカップを使って挑戦してみました。
プチ野菜のつくりかた
まず、用意するのはこちらの材料。
<材料>
1)適当な大きさのカップ
2)カップの蓋またはサランラップ
3)穴あけ用のキリやハサミ(眉カットバサミもおススメ)
4)スコップ
5)土
6)野菜の種
© ウーマンエキサイト 提供
1)のカップは、中型サイズの紙コップやペットボトルなど、身近なものをリサイクルして使ってもいいでしょう。今回はカフェラテ用カップをリサイクルして使ってみました。
なぜかというとコーヒー用のリサイクルカップは、蓋つきなので便利。種まき後の保湿効果を保つのに蓋が役立ちます。通常の紙コップの場合は、ラップで蓋をしてもいいですね。
<作り方>
1. まず、紙コップの底に小さな穴を開けます。水を通す程度の小さな穴でOK。
2. カップの底に粗めの土を入れ、その上に栽培用の土を盛ります。
3. 底の穴から水が出るくらい、十分に土を湿らせます。
4. 種をまきます。ひとつまみ程度を密集しないようにパラパラ土にふりかけます。
5. 種の上に土をかけ、水をやります。種が動かないように、霧吹きなどで湿らせましょう。
6. 土の表面が乾燥しないよう、蓋をかぶせるか、ラップでカップの口を覆います。
7. 土の表面が乾燥したら水やり。発芽したら蓋を外して日当たりのよい場所に置きます。8. 葉っぱが育ってきたら、密集し過ぎないよう、間引きしてやります。
9. 野菜の種類によって、25日~1カ月程度で収穫! いただきます!
カップ野菜に適しているのは、室内でも育つ丈夫な品種。ベビーリーフなどは園芸店でもキッチン栽培用の種があるなど人気です。またお茶にしたらおいしいミントも丈夫な品種だそうです。ラディッシュなどの根菜類は、見た目はかわいいですが、カップの容量が小さいためおススメできません。
カップ野菜で注意すべきは、種まきのあと、土を乾燥させないこと。これによって発芽率も変わってくるようです。ですから最初は蓋をしたり、ラップでふさいだりして、保湿に注意することが大切です。
また、子供と一緒に野菜の成長を楽しみたいなら、紙コップに絵を描いたり、シールを貼ったりして、オリジナルのカップ野菜アレンジを楽しみましょう。普段、食卓で口にしている野菜が、どんなふうに育っていくのか、子供と一緒に観察することで、食育にもなります。
私の「カップ園芸」
カップ・急須・おちょこ・グイノミ・深みのある皿等使用。
カップに入ったシンゴジューム、急須とスエーデンアイビー、カップと青折鶴ラン湯呑とシンゴジューム、グイノミとシマ紫つゆ草、小鉢にクレソン、湯呑にクレソン(左から)
土も使いますが、鉢の下穴がないのでなるべく通気性の良いすりぬか(もみ殻)や水苔を使います。
ところで、皆さんのお家に大きな重い植木鉢はありませんか?
年をとると重いものがつらくなりますよね。そこで、鉢は軽いプラスチックのものにしましょう。色や形もいろいろありますので選べます。そして鉢の中はすりぬか(もみ殻)を土の代わりに入れるといいでしょう。土と混ぜなくてもそのまま使えます。そのまま、永久的に変える必要はありません。減っていけば、新たに上に載せるだけでいいのです。水管理も非常に楽です。高価な「ランの土」など必要ありません。
植物は成長していきます。ドンドン大きな鉢に移していけばきりがありませんし、重くて扱いづらくなってしまいます。これ以上大きくしたくない場合は、ぎっしりと根を張った鉢から出して根が鉢に十分収まるくらいまで切り落として植え替えましょう。