里の家ファーム

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可愛いピンクのお野菜「ビーツ」が密かなブーム

2016年03月04日 | 野菜・花・植物

 ビーツという野菜をご存知でしょうか?健康意識の高い女性の間では大人気の食材です。真っ赤な色素を持つ大きな「赤かぶ」のような野菜で、氷いちごの赤色色素にも使われています。ロシア料理のボルシチに使われているこのビーツ、いま奇跡の野菜として世界中が注目しているのです。

 ■ ビーツ?ビート?同じ野菜じゃないの?

 ビーツと似た名前の野菜に「ビート」がありますが、実は同じ「ヒユ科フダンソウ属」の野菜。日本では砂糖大根とも呼ばれ、その名の通り砂糖の材料になっています。砂糖に使われる甘さを持つものをビート、料理に使われるものをビーツと区別がつけられています。ビーツは砂糖大根のような甘さはなく、さっぱりとした味わいが特徴です。

 ■ 別名「食べる輸血」ってすごい!

  ビーツはオランダやニュージーランドなどが代表的な産地で、日本では長野県や茨城県、北海道でも生産されています。見た目は「赤かぶ」に似ていますが、どちらかというとほうれん草に近い種類です。とても硬いので生ではなく加熱して食べます。このビーツは「食べる輸血」と言われるほど吸収されやすい鉄分やミネラル成分を豊富に含んでいるのです。他にも葉酸やビオチンが含まれており、なかでも近年特に注目されているのが「NO(エヌオー)」という一酸化窒素。NOは血液の流れを良くし、血管自体をしなやかに、拡張させる効果があるため、脳卒中や心臓病の原因ともなる血栓を予防する働きがあります。もちろん女性の気になるむくみにも効果的。さらに、血流量を増やして体内の酸素が効率よく使われる手助けをするので、筋肉増強効果や疲労回復効果もあり。

 ■ ビーツはまさに奇跡の野菜

  先に挙げた効能以外にも、ビタミンや食物繊維が豊富なこと、ベタインという成分には肝機能を高める効果、赤い色素のベタシアニンには強い抗酸化作用でがん予防にも効果があるといわれることから「奇跡の野菜」と呼ばれます。主な食べ方はボルシチのように煮る、茹でてからサラダにする、酢漬けにしたり酵素ジュースにも。日本人には赤い色素ベタシアニンを分解する酵素を持っていない人が多いため、ビーツを食べた後に尿や便が赤くなることもあるそうですが、健康には何も影響はないとのこと。世界が注目する野菜ビーツ。オーガニック系のお店ではだいたい取り扱いがありますが、一般的なスーパーでも見かけるようになっています。是非試してみてくださいね。

 (著:nanapiユーザー・カラダにキク「サプリ」 編集:nanapi編集部)

「旬の食材と栄養素」で詳しく説明しているので、そちらと合わせてご覧ください。

里の家ファームでも2013年から栽培しております。
今年も種を準備しましたのでご期待ください。