里の家ファーム

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「添加物入りドリンク」との付き合い方

2014年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム

「何も飲めないじゃないか!」と嘆く人々へ

 

メリットとリスクをてんびんにかける。しかし、リスクの度合いがわからない。添加物のリスクをどうやって判断するのだ? さまざまな識者が「過剰に摂取しなければ問題ない」と言い、いろいろな意見が飛び交っている。「過剰」ってどれぐらい? 要は程度の問題なのだろうが、誰かにはっきりと「安全」と「危険」の基準を示してもらいたい。

安部さんは、添加物の「安全性の基準」は、すべて「条件付きの安全」だと話す。

・動物実験しか行われておらず、人間で実験したわけではない。

・単品(1物質)のみの試験であり、複合摂取した場合はわからない。

・安全性試験を行った時代の水準(医療技術、分析機器の精度)での判断であり、最新の水準による判断ではない。

だから「この添加物は安全ですか」と聞かれると、「今のところは明確な危険性は出ていないようです」と答えているという。「人間で3世代ぐらい取り続けてみないと、本当の安全性はわからないのです」。

私たちは現在、壮大な人体実験を身をもって行っている真っ最中なのだ。安全性の結果が出るまでの長い長い期間、市販の「添加物」入りドリンクを全部絶って、5つのメリットを失うことは、ほぼ不可能だろう。少なくとも「粉っぽくてスキッとしない抹茶」を飲み続けることはできない。遅かれ早かれ、香料や、酸化防止剤アスコルビン酸ナトリウムビタミンC)が入った市販のお茶を買ってしまいそうだ。だったら覚悟するしかない。

今回の特集で最も読者の反響の大きかった「野菜ジュース」は私自身、毎日、水代わりにガブガブ飲んできたが、専門家の話を聞いてからは怖くなり、中断している。パッケージの裏側やホームページを見ても、リスクの情報がよくわからず、「安全神話」を疑いつつも選択できないままである。危険性の有無については、さまざまな見解があることも気になる。どうすればいいんだ! そこで、大手メーカーに詳しい話を聞き、後日、番外編として報告したいと思う。

 A男は、娘のD恵と将来の孫のことを考えた。BとC美も、息子のE太と将来の孫を想像してみた。「確かに心配だけど、安全性がわかるまで先が長いなあ。このドリンク、やめとく?買う?どうする?」。覚悟がなかなか決まらない5人であった。

 

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