ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常~二宮敦人

2020-11-06 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆

天才たちのカオスな日常、音楽と芸術での東大と言われている東京藝大。
セレブの世界で育て上げた音楽の音楽部と、奇人の集まりの美術部の水と油のような世界が同棲している大学。

入学するには、どちらも二浪、三浪、はザラですが、卒業してか食べていける人は稀で、音楽家、芸術家、はほんの少しで、半分ぐらいは行方不明、消息もあやふや。

普通の会社に就職するのは「最初のこころざしに負けた、落ちこぼれだ」と、卒業後もフリーターで花開くときを待つ。

まるで吉本の養成場みたい、一握りのスター、成功者を夢見る若者たち。
それの国立版・・・・・国をあげて、天才、奇才を作り出そうとしている。

芸術とは、一見、いかに無駄なものか・・・
「芸術は教えられるものじゃない。」「技術は教えることはできるが、それを使って何をするかは、自分で見つけるしかない。やりたいことがないと、潰れてしまう」・・・これを突き付けられて、二十歳前後の学生が彷徨い、悶える。

でも、甲子園児ではないが、一途に打ち込んでいる者には応援したくなる、
不思議な世界である・・・・・東京藝大。

まあ,この頃出身校をあまり気にするような時代でもなくなりましたが、周りには、東京藝大出身者、いないですね・・・・東京藝大。








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