ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

かなしーおもちゃ~枡野浩一

2018-05-12 05:05:05 | 本の少し
かなしーおもちゃ―あるある短歌〈1〉 (ココログブックス)
クリエーター情報なし
インフォバーン

☆☆☆

あのカリスマ歌人、枡野浩一さんの本。
“葉ね文庫”さんでお奨めして頂いた中の一冊。

昨年の秋に短歌をかじりはじめた時には、
入り易くてあるある短歌ですんなり詠めた歌が多かったのですが、
今回は、なぜかそそる歌は少ないようで、私の好みが変わってきたのか、

まずは、その歌の紹介

好きなコが「フラレちゃった」と胸で泣く かなりのしみだ これがかなしみ (木下愛郎)

笑ってもいいけどここで笑ったらあなたに嘘をつくことになる (丹生谷歩美)

メリットがあればいいのよ女にも 結婚すれば歳がとまるとか (紫月美夜)

片手間でおやりなさいよ恋くらい 手相も見ずに新宿の母 (野良ゆうき)

日曜の昼はビールと決めている 恋の話は聞きたくないよ (英田柚有子)


[短歌道]と、マスノ師の教えが書かれているので、
今後の短歌づくりの参考に、覚え書きとして書いておきます・・・・。

○ 平凡ではない意見、言われてみるとなるほどと思えるような発見を歌にしよう!
○ 自作が「あらすじ短歌」になっていないか気にしてみよう!
○ 散文としても端正で、五七五七七のリズムも美しい、欲張りな短歌をめざそう!
○ 表記の仕上げまで神経を行き届かせよう!
そして自分のルールをひとつひとつ見つけていこう!
○ いろんな人の作品(短歌に限らず)をなるべくたくさん読んで、
だれかの何かに似ていない短歌をつくろう!
○ 短歌として一見うまくまとまってしまったら、
ありがちな手法をつかっていないか、自問してみよう!

できておわりではなく、しばらくねかせる、
ワインのごとく熟成の期間が必要ですよね。

(ちょいと、わかってきました、えっへ)
コメント
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