今日は、会社近くのヴィアーレホテルでの落語会ヘ・・・。
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大阪ヴィアーレホテルの外観。
秋の気配の日曜日、日頃の繊維の街もさわやかに静か。
350名の満員・・・・なんとお席は、抽選、ようできたシステム。
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一、桂二乗・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
いつものキャッチフレーズ、「京都の二乗の、四畳半に住んでる二乗が、
・・・、本日はヴィアーレに、参上」と、バージョンアップ。
子ほめも、番頭さんとの出会い後は、カットして
家に寄ってから即、竹やんの子をほめに。
きっちりと時間内に、しっかりとまとめる。
今日は、髪型も変ったようで、羽織を着ての登場だけに、
舞台姿も、噺っぷりも、米朝一門の気品さが出てきましたで。
二、桂よね吉・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
出てくるなり、携帯電話の注意を、再度・・促がす。
後で聞いた事だが、昼の高槻で、千朝さんの「一文笛」の最中に鳴り、
しばらく鳴り止まなかったとか・・・人情噺の最中は辛いですな。
(後で演じられた雀々さんの「代書」では、ご本人さんがうるさいので
さほど堪えませんが、
雀松さんの「星野屋」の難波橋への心中の道行きでは最悪でおますな)
マクラは、某大阪の廉価てっちり店の話しから、「ふぐ鍋」ヘ
昨年より、よね吉さん、350名の多くのお客様相手に、
いつもより、しぐさが大きめ、何か、兄弟子の吉弥さんとダブル。
よね吉さん、今秋冬、最初の「てっちり」、じっくり、味わせてもらいましたで。
三、桂雀松・・・・・・・・・・・・「星野屋」
雀松さんの、お手掛けさん、お花さんが、かわいい。
怪談噺にも、刃傷沙汰にも、なる噺だが、大旦那の懐の深さと、
憎めない女のしたたかさを、雀松さんのさらりとした優しさで、
ほんのりとした愛情に満ちたラブコミックに仕上げている。
でも、相手の気持を確かめようなんて、決してしてはあきまへん。
どちらの答えがでても、お互い、後味の悪いものでおます。
四、桂米左・・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
大阪市互助会主催のこの舞台に、立つ資格があるのは唯一自分だけ。
と言うのは、大阪市在住は私だけで、最初の二人なんか、京都でっせ。
今週は、彼岸中で、繁昌亭でも、「天王寺詣り」の競演をしていましたが、
米左さんも、調度、昨日出番で、「天王寺詣り」を。
私は、聞いた中では、坊枝さんと、鶴志さんのんが好きですが。
天王寺さんの境内の縁日風景で、
円山公園の見世物小屋で覚えた、「親の因果が子に報い・・・・・」の口上を
いれる・・・・これが、言いたくて、今日、「天王寺詣り」をやりましたが、
目標達成しましたので、あとはおまけ、あとしばらく、3分の辛抱と・・・。
引導鐘をつくと、「クァーン」の、クロの声・・・、
五、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」
四ツ橋線の「メンタムおばさん」、地下鉄梅田駅の「取り消しダッシュばばぁ」
梅田の歩道橋の「なぞなぞおじさん」のマクラで・・・雀々さんのエンジン全開。
中入りの休憩の時、今日は雀々さん、「代書」あたりかな・・・と言っていたら
大当たり。・・天王寺続きで無ければ、「鷺とり」もありと考えたが、・私は予言者か。
今週、宝くじ、買おう・・・っと。
雀々さん、もちろん、師匠枝雀さんの「代書」
「ポン・・・でーす」、「せいねんがっぴ(生年月日)」、「留めー」と
春團治師匠の「代書屋」とは、まるっきりべつもん。
でも、大爆笑、今上方で、笑いの大きさでは、雀々さんが一番でしょうな。
と言うことは、枝雀襲名の一番手は、芸風継承という点では
雀々さんで決まりでおますな。
本日の、落語会、演者も、演目も、季節感も、笑いの質も、
すべてが程よく、網羅された、完璧なる落語会・・・・誠に良ろしおましたで・・。
感謝・・感謝。
大阪ヴィアーレ落語会・あづち亭
2010年9月26日(日)午後3:30開演
本町・ホテルヴィアーレ
一、桂二乗・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂よね吉・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
三、桂雀松・・・・・・・・・・・・「星野屋」
仲入り
四、桂米左・・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
五、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」
10-46-201